MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

今永昇太がカブスの連敗止める 鈴木誠也は3安打

 

 カブスは9日(日本時間10日)、今永昇太の好投で同地区のライバル対決4連戦のスイープ負けを回避するとともに、レッズの連勝を「7」で止めた。

 

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 4連戦3連敗中のカブスは今永昇太が今季12試合目の先発。今永は、7回途中まで94球を投げて被安打5、奪三振7、与四球1、失点2の好投で6勝目(1敗)をマーク。今季の防御率1.96はリーグ2位となった。

 

 今永の登板試合ということで日本では深夜の観戦だったが、カブスは初回に鈴木誠也二塁打などで一死満塁のチャンス、5番イアン・ハップが走者一掃のタイムリ二塁打を放って3点を先制。

 

 カブスは5回まで5イニング連続で先頭打者が出塁したが、2回に1番マイク・トークマンのタイムリーで4対0とリードしたもののその後は追加点がなく、その4点差を今永がルーク・メイリーの2号ソロによる1失点。7回には3連打を浴びて2点目を失ったが、7回途中2失点の我慢強いピッチングでチームの勝利に貢献した。

 

 

 

 

 この日3打点で今永を援護したイアン・ハップは、「彼は素晴らしい仕事をした。僕らの彼に対する期待値はかなり高いんだ。いや、皆の期待値が高いということなのだけど。彼はシーズンの3分の一を終えて、(防御率)2点未満なんだ。彼はアンビリーバブルだ」とのコメントを交えながら左腕の好投を振り返った。

 

 MLB公式サイトMLB.comでカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は「 “アンビリーバブル” なイマナガが、レッズを抑えて軌道を元に戻す」と題した記事を投稿して今永の好投を紹介している。

 

 前日の試合を欠場した鈴木誠也は「2番・DH」でスタメン復帰。

 

 初回の第1打席はレフトへの二塁打、2回の第2打席は空振り三振に倒れたものの、4回表の第3打席はライトへのヒット。6回の第4打席は空振り三振。9回表の第5打席でセンターへのヒットを放ち、2ヶ月ぶり今季3度目の1試合3安打をマークした。

 

 

 

 

 これで鈴木の今季の打撃成績は打率.272、出塁率.333、OPS.801となっている。

 

 この日の勝利でナ・リーグ中地区はカブスとレッズが32勝34敗で並んだ。首位のブリュワーズとは6.5ゲーム差の開きがあるものの、先ずは5割に戻して単独2位の位置をキープしてほしいものだ。