MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

カブス鈴木誠也 4号5号HR連発!メッツ千賀滉大は6回1失点12K

 

カブス鈴木誠也が1試合2本塁打。前日の最終打席から日本人選手初の3打席連続本塁打を記録したがカブスは最終回に3点差を逆転され6対7で敗れた。カブスアストロズに3連戦スイープされ前節のツインズ戦から5連敗になった。

 

 

MLB2023  GAME DAY   

 

 

鈴木誠也が3打席連続本塁打


敵地のアストロズ戦に「4番レフト」でスタメン出場した鈴木誠也は、第1打席に右腕J.P.フランスからレフトオーバーの4号ソロ本塁打を放つと、3回の第2打席にもカウント0-2からの3球目、内角ボール気味のスライダーを強引に引ってレフトに5号2ラン本塁打を放ち、日本人選手初の3打席連続本塁打を記録した。

 

 

 

 

 

その後も四球、レフト前ヒット、四球で、この日は5打席3打数3安打で2本塁打3打点の猛打賞だった。これで前夜から7打席連続出塁となった。


鈴木の個人成績は、打率.286、本塁打5、打点17、出塁率.372、OPS.863と上昇。ちなみに得点圏打率も.324と勝負強さも発揮している。

 


カブスブルペンMLB全体で20位と低迷

 

クローザーとしてシーズン前に獲得した元オールスター右腕のブラッド・ボックスバーガーが今月14日から肩の痛みで負傷者入りしているカブス。後ろの弱さはシーズン前から指摘されていたが、ここまでリリーバーは防御率MLB全体20位と低迷している。


この試合でも最終回にそのブルペン陣が炎上して逆転サヨナラ負けを喫した。これで借金5に増えた。


現在地区3位タイだが、4月に不調だった最下位カージナルスも1.5ゲーム差に迫っており。このままでは2020年の短縮シーズンから4年連続の負け越しシーズンも考えられるようになってきた。


そうなれば全米にファンが広がっている人気球団だけに同年から指揮を執るデビッド・ロス監督の進退にも影響しそうだ。

 

千賀滉大は圧巻の12奪三振

 

メッツの千賀滉大が、MLB勝率トップのレイズ相手に6イニングで12三振を奪う好投を見せた。

 

 

 

千賀は6イニングでピッチカウント104球(ストライク65)、24人の打者に被安打3、与四球3、奪三振12、失点(自責点)1のクオリティースタートだった。


1試合12奪三振は、デビュー戦での8奪三振を更新する自己最多。自身初の二ケタ奪三振になったが、打線の援護がなく0対1でマウンドを降りた。


千賀はこの日の好投で防御率を4.14から3点台の3.77に。奪三振も55になった。

 

その後、ブルペン陣が失点したが、メッツが9回裏に3点差を追いついて延長タイブレークに...。


延長ではレイズがメッツ5番手のデービッド・ロバートソンから2点を奪ったが、その裏にジェフ・マクニールのライト前タイムリーで1点差に詰め寄り、4番ピート・アロンソがメッツの7番手ピーター・フェアバンクスから今季15号の決勝3ラン本塁打をレフトスタンドに叩き込んでメッツがサヨナラ勝ちを飾った。