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【球団人事】エンゼルスが打撃コーチを解任

 

19日(日本時間20日)、エンゼルスのジェレミー・リード打撃コーチとジョン・マリー打撃コーチ補佐の今季限りでの退任をMLB公式サイトが報じている。

 

 

球団人事

 

 

41歳のリード打撃コーチは現役時代にイチローが所属したマリナーズ、メッツなど4球団に控えの外野手として計8年間在籍。

 

現役引退後はブリュワーズ傘下で打撃コーチを務め、2017年からエンゼルス傘下の打撃コーディネーター、2019年から打撃コーチを務めた。

 

リードは4年間、マリーは3年間、オフェンス部門のコーチングスタッフとして選手たちを指導した。

 

 

エンゼルスの打線を俯瞰してみると大谷翔平マイク・トラウトは好成績を残しているが、全体的なチーム打率はMLB全体30球団中24位。チームOPSは23位、得点数は25位。三振数1539は30球団で最悪。四球数は449個で25位と少なかった。

 

ルイス・レンヒーフォ内野手テイラー・ウォード外野手はキャリアハイのスタッツだったが、若手のジョー・アデル外野手は伸び悩み、正捕手マイク・スタッシーは2020年OPS.886、21年.752から今季はOPS.571に落ち込んだ。

 

同じように一塁手のジャレッド・ウォルッシュも後半に故障があったものの2020年のOPS.971から21年.850、今季は.642と落ち込んでいる。

 

1番から3番までとそれ以外、とくに下位打線の極端な脆さが得点力不足に影響。選手個々や打線全体の好不調の波が激しくコーチングスタッフがそれをフォローできていなかった責任を取らされた。

 

勝負の世界だから選手以上にコーチたちも結果に対してコミットしなければならない厳しさがある。