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【MLB移籍情報】エンゼルスがブリュワーズから強打の外野手を獲得!

 

アメリカでは11月の第4木曜日は「Thanksgiving Day」(感謝祭)の祝日だが、その祝日前の静かなタイミングでトレードのニュースが入ってきた。

 

MLB移籍情報 トレード

 

 

エンゼルスブリュワーズ間でトレードが成立した。今回はそのトレードについて紹介したい。


エンゼルスは現地時間22日、ブリュワーズとのトレードでハンター・レンフロー外野手を獲得したことを発表した。このトレードでエンゼルスジャンソン・ジャンク投手、エルビス・ペゲーロ投手、アダム・セミナリス投手のマイナー3選手を放出した。

 

エンゼルスの中心選手であるマイク・トラウトによく似た外見のレンフロー。2013年ドラフト1巡目(全体13位)でパドレス入りし、2016年9月にメジャーデビュー。メジャー7年の30歳だが、これで5球団目の移籍。


パドレスの球団新人シーズン本塁打記録を持っているスラッガーで、今季もブリュワーズの正右翼手で125試合に出場して打率.255、29本塁打、72打点、OPS.807をマーク。

 

パドレスでの2017年から短縮シーズンだった2020年を除いて26本塁打以上を記録。OPSも4シーズンで.800以上をマークしている。


パドレス、レイズ、レッドソックスでも右翼を守ることが多く、エンゼルスも正右翼手としての起用が考えられ、テイラー・ウォードが左翼に移ることになりそうだ。

 


故障歴も過去7シーズンで4回81日間と少ないほうで、これまでのような成績を残してくれれば攻守ともに大谷翔平の大きな助けになるだろう。


レンフロー外野手は23日、報道陣のオンライン取材に応じ「毎日見られることは興奮する。反対側から見ていても楽しかった。毎日のルーティンを見て学べることは、特別だ。そして、彼らがいることによってプレッシャーが減る。パズル(チーム)の一部になって、チームに貢献できれば最高だ」と大谷やトラウトの存在についても触れた。

 

 

ジオ・ウルシェラに次いで野手の補強に成功したエンゼルス


予想以上にアグレッシブな補強を展開しているエンゼルスだが、すでにチームのペイロールは約1億9200万ドルに達した。今後は年俸調停での増加分を考慮すると残された予算は少ない。

 

低予算のブリュワーズは来季1120万ドルの外野手をトレードして補強費に余裕を持たせることに成功した。

 

エンゼルスはぜいたく税の上限まで残りの予算も少なくなってきたが、クローザーを含む投手陣の整備が残っている。