エンゼルスの大谷翔平は26日(日本時間27日)、敵地のオリオールズ戦に「1番・指名打者」で出場。第1打席で先頭打者弾となる41号を放った。なお、エンゼルスは1対13で大敗した。
きょうの大谷翔平
大谷の先頭打者本塁打は自身3度目。オリオールズ先発左腕キーガン・エイキンの2球目、83.4マイルのスライダーを捉えた打球は、ボールの下をこすったようなフライボールだったがカムデン・ヤーズのライトスタンドに飛び込んだ。
▼ベーブ・ルース生誕の地で架けたアーチ
打球角度45度、これまでの最も高角度だった。それでも本塁打になるのが大谷だ。打球初速110.7マイル(178.2キロ)、飛距離374フィート(114.0メートル)だった。
しばしば話題になっているベーブ・ルース生誕の地での初本塁打だったが、球団OBで解説者のマーク・グビザ氏も「きのう暑い夜に投げて、きょうはデーゲームの初打席でホームラン!」と応援団のように興奮気味で伝えた。
大谷翔平のホームラン、こんなに打球が高く上がっていたとは😳😳
— MLB速報@メジャーリーグストア (@vvMLBvv) August 26, 2021
これでホームランになってしまうのがすごい所😏😏#Angels #エンゼルス #ShoheiOhtani #大谷翔平 #大谷41号
pic.twitter.com/C7nQlARqn4
▼大谷の今季打撃成績(日本時間8月27日12時時点)
規定打席数に達した大谷は、2打数1安打、2四球で今季通算打率.269、OPS1.002。
本塁打41は両リーグ最多。打点89はア・リーグ(AL)4位、出塁率.368はAL10位、長打率.634はAL1位、OPS1.002もAL1位。盗塁数19はAL4位タイ。三振数154はALワースト3位。
また!“なおエ”パターンのエンゼルス
なお、エンゼルスは投手陣が13失点で大敗。前日まで勝率.312でMLB30球団最低勝率のチームに連敗した。
今季多かった、大谷翔平が二刀流で獅子奮迅の結果を残しても「なお、エンゼルスは敗れました」というパターンだった。
投手力が整備されていないのは開幕前から予想されたことだ。ただ、打線はMLB30球団中7位(打率)、OPSも同12位とそれほど悪くない。
しかし、この日は防御率7.92の先発左腕キーガン・エイキンに散発3安打に抑え込まれ、0勝8敗だった投手に今季初勝利を献上してしまった。