エンゼルスの大谷翔平投手がアナハイムの夜空に43号アーチをかけた。
大谷翔平NEWS
エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地アナハイムでのレンジャーズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。第3打席に4試合ぶりの本塁打となる43号3ランを放った。
6回の第3打席でレンジャーズの左腕コービー・アラードの初球、高めの88マイルのカットボールをを完ぺきに捉えた右越え43号3ランだった。
打った瞬間にそれとわかる打球角度31度。打球初速度107・2マイル(約172・5キロ)、飛距離426フィート(約130メートル)の特大弾だった。
8月30日(同31日)のヤンキース戦以来4試合ぶりの本塁打で、9月の初本塁打。アナハイムで年間25本は球団最多記録。トロイ・グロス(2000年)が持っている球団最多本塁打数47本まで4本差に迫った。
また、今季のア・リーグ(AL)本塁打王争いでリーグ2位のサルバドール・・ペレス(ロイヤルズ)に再び3本差とした。
この日は8回の第4打席でもライト前にラインドライブの安打も記録。すかさず2盗を試みたが、足がベースから離れて失敗に終わった。
1試合2安打のマルチヒットは、8月19日(同20日)のタイガース戦で2安打して以来13試合ぶり。打撃成績は打率.260、打点93、盗塁22、出塁率.359、長打率.618、OPS.977。
ただ、直近15試合では打率.189と低迷しており、今季の三振数も163(ALワースト4位)。センター方向から左への打球も激減しており、ぜいたくな話だが、大谷の魅力の一つであるセンターオーバーの豪快な一発を見てみたい気がする。
同僚のホゼ・スアレスが今季のエンゼルス投手として初めての9回完投勝利を飾った。スアレスは、これで19試合(10先発)で6勝7敗、防御率3.74。
メジャー3年目の23歳左腕で、7月にブルペンから先発に転向。これまで6回途中までが多かったが、初完投勝利で来季の先発ローテーション入りを強烈にアピールした。