MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平13号ソロ弾 エンゼルスは痛い逆転負けで連勝逃す

 

現地5月30日、エンゼルス大谷翔平は敵地でのホワイトソックス戦に「3番DH」で先発出場。第2打席で勝ち越し13号本塁打を放ったが、エンゼルスは3対7で敗れた。

 

 

大谷翔平NEWS

 

先発アンダーソンが6失点で苦しい展開

エンゼルスは先発左腕タイラー・アンダーソンが2点リードの4回裏に連打と四球で満塁のピンチを招くと、6番アンドリュー・ボーンに逆転の走者一掃タイムリ二塁打を浴びる。その後も8番ロミー・ゴンザレスにタイムリ二塁打を許し、この回5失点。

 

エンゼルス打線は5回以降、ホワイトソックスの3人のリリーバーから凡打の山を築き、計13三振。反撃のチャンスもほとんどなく3対7で逆転負けした。


終わってみればGAME1に勝ってGAME2で負けるといういつものパターンで連勝はならなかった。

 



 

大谷13号ソロも打率は下降気味

 

昨日のデッドボールの影響が心配された大谷は、「3番DH」でフル出場。第1打席がセンターフライ。第2打席で相性の良いルーカス・ジオリートから5試合ぶりの13号ソロ本塁打をマーク。

 

確信歩きで見送った打球は、センターバックスクリーンに吸い込まれた。時速110.2マイル(177.3キロ)、飛距離435フィート(132m)を計測する特大のホームランだった。

 

 

第3打席はライトフライに倒れ、8回の第4打席は二塁打のテイラー・ウォードを得点圏においてチャンスが回ってきたが、空振りの三振。

 

この日は4打数1安打で1打点1三振だった。直近7試合では2本塁打しているものの28打数4安打の打率.143、OPS.557。15試合でも打率.203、OPS.769と、大谷らしくないスタッツだ。

 

これで今季の打率は.263、打点34、OPS.845になった。5月は2021年と22年は月間7本塁打を記録しているが今季は6本。調子が悪いとはいえ明日は7本目が出そうな気がする。

 

試合を振り返ると4回表の終了時点で3対1とリードしていて連勝の可能性もあっただけに惜しい敗戦だった。

 

先発投手が踏ん張り切れない状況のなか、2本塁打が出たが、5安打13三振という調子の波が激しい打線の悪循環で逆転負けを喫した。負ける時はこんなものだろう。

 

ただ、当たりの止まっていた1番テイラー・ウォードが先頭打者弾を含む2安打。先日マイナーから昇格してきたサム・バックマン投手が1イニング無失点。大谷の5試合ぶりの13号本塁打など、明日につながりそうな要素もあった。

 

明日はエース格のランス・リンが先発だが、3連戦の勝ち越しに期待したい。