MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLBが2021年の国際プロスペクト・ランキングトップ50公開 1位はロデリック・アリアス

 

MLB公式サイトが2021-22年インターナショナル・プロスペクトのトップ50を公開している。これは、MLBの各球団とサインする前の(アメリカ出身以外の)若手選手達だ。

 

 

MLB2021 international prospects TOP50

 

 

この中から国際フリーエージェント(FA)で契約する選手も多いが、国際FAは本来なら7月から契約解禁となるはずだったが、契約解禁がコロナの影響により2020年7月から2021年1月に延期されたため、今季も契約解禁時期が延びて来年1月になった。

 

 

■ロデリック・アリアスが1位の評価

 

そんな詳細はさておいて、今回ランキング1位に選ばれたのは、ドミニカ共和国ロデリック・アリアス(16歳)。ポジションは遊撃手。左右のスイッチヒッターで、レイズで今季メジャーに昇格したワンダー・フランコと似ている感じがする。

 

 

フランコと比べバッティングはやや劣るが守備や走塁は上位といった評価がある。

 

 

この年代の選手は、日々成長し、それこそ半年ぐらいで体格や技術の向上があるので、その価値を判断するのは難しいこととデータ量が少ないのでスカウトの目利きが重要。原石を見極めるのは難しい。

 

 

▼international prospects TOP50

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個人的には日本のプロ野球NPB)や高校生、大学生にも有能な選手は多いのに、なぜかこのリストには載らないのが不思議だ。

 

 

日本のリーグの方が組織、施設、マーケット面でも中南米のリーグに比べて充実していると思うので別枠扱いなのだろうか?。本来なら10人ぐらいはこのリストに入ってくるはずだ。でも、NPB関係者は勝手に格付けされたら嫌がるだろうなぁ。

 

 

日本のメディアでも日本人選手がいないことから1行(1秒)も報道しないが、それもわかる気がする。とりあえずメジャー通の方々のために取り上げた。

 

 

ちなみに、このランキング・トップ50のうち国別ではドミニカ共和国が25人。ベネズエラが15人、キューバ4人、コロンビア2人、パナマから2人、バハマとメキシコからそれぞれ1人が選ばれた。ポジション別では、内野手26人、外野手16人、投2人手、捕手6人が選ばれている。

 

 

なお、日本人選手は2018年7月に大阪府河南町出身の結城海斗投手(16歳)がロイヤルズとマイナー契約を結んでいる。

 

 

25歳以上でプロ年数6年以上の選手は除外される規定があるが。この規定によりエンゼルスの大谷は契約時に23歳だったため適用された。

 

 

大谷翔平は2017年の同ランキング1位、ロナルド・アクーニャJr.がNo. 6だった。さらに2018年の1位はブルージェイズブラディミール・ゲレーロJr. 、2位はパドレスのフェルナンド・タティスJR.だった。

 

 

■国外FA選手とのメジャー契約ルール

 

▶対象 米国、カナダ、プエルトリコ以外の出身で16歳以上(9月1日までに16歳となる選手も含む)。25歳以上でプロ年数6年以上の選手は除外される。エンゼルス大谷は契約時に23歳だったため適用された。ちなみに、メジャーのドラフトでは高卒以上が対象となるため、前述の3カ国出身者は16歳では契約できない。

 

▶契約時期 各年度で7月2日に解禁され、翌年の6月15日まで可能。

 

▶契約金上限 獲得できる選手の人数は規定されていないが、契約に使用できる金額には球団ごとに上限が設定されている。この年のロイヤルズは、総額約550万ドルまでで、基本的には全選手の契約金合計をこの金額内に収めなければならない。

 

▶制度適用 現行制度は16年12月に締結されたMLBとMLBPAとの新労使協定で規定され、21年まで。

 

 

 

 

 

▽Information source

 

https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201807090000194.html