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大谷翔平、ミネアポリスで復活の35号、エンゼルスが5割復帰

 

大谷翔平NEWS

 

 

1日の休養で復活した大谷はスーパーマンなのか?

 

ミネアポリスでのツインズ戦GAME2に今季3度目の欠場となった大谷翔平が、GAME3では2塁打2本、そして25日(日本時間26日)には、35本塁打を放っている。

 

この日は「2番・指名打者」でスタメン出場。2対2の同点で迎えた第3打席、6回1死走者なしの場面で2番手左腕ダニー・コロンの変化球を捉えると、打球は右翼スタンドへと突き刺さった。

 

 

 

 

大谷が一番さばきやすいベルトからやや下、ステップした脚の膝から少し上の高さに入った85.3マイルのスライダーを捉えた一打は、打球速度112.6マイル(約181.2キロ)、飛距離414フィート(約126.2メートル)の35号で、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)との差を3本に広げた。

 

 

8回の第4打席では、ツインズベンチが勝負を避けて敬遠四球。敵地でも大きなブーイングの嵐だった。

 

試合は、大谷の一発が決勝打になり6対2でエンゼルスが勝利。大谷は、3打数2安打の1打点、1盗塁で今季の打率は.277、OPSは1.046にアップした。

 

僅か一日の休養で復活した大谷の修正能力を高く評価したい。この日は盗塁死もあったが、敬遠四球の後には今季13個目の盗塁もマークした。ひょっとしたら打者としても「30-30」や「40-40」(本塁打40本以上、40盗塁以上)を成し遂げるかもしれない。

 

 

 

ちなみに、98試合での35本塁打到達は2013年のクリス・デービスを抜いてア・リーグの最短試合記録らしい。

 

 

サンドバルやバリアの好投は来季に向けて明るい兆し

 

エンゼルスは大谷の奮闘で勝率5割ラインに戻した。

 

このペースでいくとエンゼルスの後半はBクラスの消化試合になることが予想され、大谷には故障なく無事に1年を過ごしてほしいが、昨日、9回1死までノーヒッターの好投した左腕のパトリック・サンドバルは今季の拾い物のような先発投手で、来季も先発ローテの一角として使えそう。

 

この日も25歳右腕のハイメ・バリアが今季初登板で7回95球を投げて被安打4、奪三振4、与四球2、失点2の好投。もう少し投げてみないと判らない部分もあるが、先発ローテーションがCクラスのチームにとっては朗報で明るい兆しといえるだろう。