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【MLB契約情報】オリオールズが41歳右腕モートンと契約

 

オリオールズは3日(日本時間4日)、ブレーブスからFAとなった通算138勝右腕チャーリー・モートン投手と1年契約を結んだことを発表した。

 

MLB契約情報  

 



MLB公式サイトによると年俸1500万ドル。巨人から移籍した35歳の菅野智之とともに先発ローテを形成するようだ。

 

モートンは2008年にブレーブスでデビューし、今季でメジャーキャリア18年目。2009~15年はパイレーツ、2016年はフィリーズ、2017、18年はアストロズ、2019、20年はレイズに所属し、2021年にブレーブス復帰している。

 

2017年、アストロズ移籍後に持ち球のカーブに磨きをかけ復活したイメージの投手。

 

2018年から短縮シーズンの2020年を除いて6年連続30試合以上に登板し、規定投球回数もクリアというのは素晴らしい実績だ。2021年と23年に14勝を挙げ、フィールド上で信頼できる一貫したパフォーマーであることを証明している。

 

40歳の2024年は30試合で165.1イニング、8勝10敗、防御率4.19、FIP4.46、奪三振167。キャリアのピークは過ぎたように感じるが、オリオールズの投手陣に豊富な経験とスキルをもたらすことが予想される。

 

彼の耐久性と卓越した安定感は魅力だろう。単年契約というローリスクの契約であることも見逃せない。

 

 

 

オリオールズはコービン・バーンズに代るエース格を探していたが、ギャレット・クローシェ争奪戦にも敗れNPBの巨人から35歳の菅野智之を1年1300万ドルで獲得。

 

 

これで2025年の先発ローテは一応、ザック・エフリン、グレイソン・ロドリゲス、ディーン・クレイマー、菅野、モートンの5人が確定。ここにエース格のカイル・ブラディッシュが後半戦以降に復帰する予定だ。

 

菅野とモートンというベテランコンビが核となって先発ローテを形成。2人の奮闘に期待したいが、激戦のAL東地区だけに、最低もう一人は実績ある先発投手を追加しておく必要があるように感じる。