MLB2021年-22年オフのフリーエージェント(FA)選手の契約状況をまとめてみた。
MLB移籍情報
フリーエージェント選手契約状況
ストーブリーグはまだまだ始まったばかりだが、ここまで(現地11月20日)の契約状況は下記。
▽選手名(ポジション/移籍チーム名) 契約内容
ノア・シンダーガード (SP/エンゼルス) QO拒否 1年2100万ドル
エドゥアルド・ロドリゲス (SP/タイガース) QO拒否 5年7700万ドル
アダム・ウェインライト (SP/カージナルス) 1年1750万ドル
アンドリュー・ヒーニー (SP/ドジャース) 1年850万ドル
チャーリー・モートン (SP/ブレーブス)球団オプション行使 1年2000万ドル
ジャスティン・バーランダー (SPアストロズ/) 2年5000万ドル
ブランドン・ベルト (1B/ジャイアンツ) QO受託 1年1840万ドル
CJクロン (1B/ロッキーズ) 2年1450万ドル
アルシデス・エスコバー (2B/SS) 1年100万ドル
トレバー・ゴット (RP/ブルワーズ) 1年60万ドル
ジョーリス・チャシーン (RP/ロッキーズ) 1年125万ドル
T.J.マクファーランド (RP/カージナルス) 1年250万ドル
ジョエリー・ロドリゲス (RP/ヤンキース) 1年200万ドル
マニー・ピーニャ (C/ブレーブス)球団オプション行使 2年800万ドル
ペドロ・セベリーノ (C/ブルワーズ) 1年190万ドル
マイケル・A・テイラー (CF/ロイヤルズ) 2年900万ドル
※SP先発投手、RP救援投手、C捕手、1B一塁手、2B二塁手、SS遊撃手、CF中堅手
※QO=クオリファイング・オファー
ブランドン・ベルトだけがクオリファイング・オファーを受託して残留(過去11人目の受託)。先発投手では、ノア・シンダーガード、エドゥアルド・ロドリゲスはクオリファイング・オファーを拒否して他チームと契約した。
チャーリー・モートンやマイク・ピ―ニャ捕手は球団側がオプションを行使して残留した。ブルペン投手は試合でのニーズの割には相変わらず条件の悪い契約内容だ。
ロイヤルズのマイケルA・テイラーは打てない中堅手だが、守備能力は高く、データサイト「ファングラフス」によると、今季は中堅手として守備防御点+21を記録。「スタットキャスト」が算出する守備指標OAAでもメジャーの全外野手でトップタイとなる+14をマーク。11補殺も中堅手でメジャートップの数字だ。
現在の労使協定(CBA)は米東部時間12月1日午後11時59分で期限を迎え、現在行われているCBA交渉がそれまでに締結しない場合、オフの動きに不確実性が拡がりMLBですべてのチーム編成の動きが止まる。40人枠入りしている選手のトレードやFA選手との契約も停止することが予想されている。
そうした懸念から意外と早く大物選手の契約が、これから月末にかけての10日間で決まるかもしれない。