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【球団人事】レンジャーズがクリス・ウッドワード監督と契約延長

 

 

球団人事

 

レンジャーズがウッドワード監督と契約延長??

 

レンジャーズが現監督クリス・ウッドワードとの契約を延長した。今年3月に2022年の球団オプションを行使したが、さらに、契約期間を延長した。契約は2023年終了まで。24年は球団オプション。

 

 

2018年オフにレンジャーズの監督に就任して3年間で160勝224敗。2年連続の地区最下位。しかも今季は102敗。これは、1972年にテキサス州アーリントンにフランチャイズを移して3度目の100敗シーズンだ。

 

 

 

 

けっして芳しい成績ではないが、ジョン・ダニエルズ編成本部長は、契約延長について「ウッディとのパートナーシップを継続できることを喜んでいる。我々は球団の方向性について一貫性のあるのビジョンを持って取り組んでいる。彼はレンジャーズの文化の基礎を築くのを手助けしてくれているし、我々は彼のリーダーシップに自信を持っている」とウッドワードのリーダーシップを評価しているようだ。

 

 

チームが再建途上であることを考慮しての判断だが、ダニエルズ編成本部長とクリス・ヤング・ゼネラルマネージャー(GM)は、ウッドワードが築いてきた数字では表せないものを評価しているようだ。

 

 

ファンには分かりにくいが、この場合の文化とはなんだろうか?テキサス州アメリカ合衆国でも保守層が多い。共和党が支配するステートなのは有名で、個人的には好きな州だが、そういったものも影響しているのだろうか。

 

 

昨年12月にレンジャーズのGM職に就任したクリス・ヤングGMは「この1年間、ウッディの情熱と一貫性を目の当たりにしてきた。パートナーシップの延長は簡単な決断だった。ともにチームを向上させていくのが楽しみだよ」とコメント。

 

 

クリス・ヤングGM、ダニエルズ編成本部長、クリス・ウッドワード監督体制で2022年シーズンに臨むレンジャーズ。

 

 

この3人の下で、アドリス・ガルシア外野手(rWAR3.8)、アイザイア・カイナー・ファレファ内野手(rWAR3.7)、デーン・ダニング投手(rWAR0.7)、ジョー・バーロウ投手(rWAR0.8)らが台頭しつつある。

 

 

内部育成型のチーム作りを進める上でウッドワード監督のリーダーシップを評価しているということなのだろうか。

 

 

チームは再建モードから勝負モードに移りつつあり、総年俸が増えても補強に力を入れる方針を明らかにしている。

 

 

鈴木誠也を獲得する可能性も?

 

その証拠に広島東洋カープからポスティング制度でメジャー移籍を目指す鈴木誠也外野手の獲得に動いていることも報じられている。

 

 

ライトにはガルシアがいるが、レフトは空いているし、センターも若手だ。鈴木なら確実に外野の一角を任せられるはずだ。(少なくともシーズンの前半戦には結果を出したいが...)

 

 

レンジャーズは、主軸を打てる外野手のほかにも先発ローテーションの強化など補強ポイントは多い。まずは正捕手を固めることも大事だと思うが、どうだろうか。指揮官の続投が決まって、この冬のチーム編成が楽しみだ。