メジャーリーグはロックアウト中だが、新シーズンに向けてコーチ陣のオーガニゼイションは進んでいる。
昨年10月6日の記事で、レンジャーズの球団人事を一部紹介したが、新たな動きがあったようだ。
MLB球団人事 レンジャーズ
■ベンチコーチと打撃コーチを解任
昨季は60勝102敗で約50年ぶりにシーズン100敗という屈辱のシーズンを記録したレンジャーズだが、昨年10月にはベンチコーチのドン・ワカマツ氏と打撃コーチのルイス・オルティス氏を解任。
とくに昨季は打撃陣がチーム打率でMLB30球団中29位、OPSは同30位、得点は同28位と低迷。
(投手力も低レベルだが)その責任をとるカタチで監督を支える参謀役のベンチコーチだったワカマツ氏と打撃コーチのオルティス氏を解任。
■ウッドワード監督とは契約延長
昨年の11月21日にも紹介したが、クリス・ウッドワード監督とは契約を延長。新コーチ陣のオーガニゼイションを進めていた。
新コーチ陣には、ドニー・エッカー氏がベンチコーチに就任。昨季までレッドソックスの打撃コーチだったティム・ハイヤーズ氏を打撃コーチとして採用。
現地6日にはブレット・ヘイズ氏のブルペンコーチ昇格などを発表。ヘイズ氏は2018年から昨季まで同球団でコーディネーター職を務めていた人物。選手とのコミュニケーションをアップさせていく狙いがあるのだろう。
さらにドジャース傘下を含め、様々なカテゴリで打撃コーチを務めたセス・コナー氏を打撃コーチ補佐にしたことも発表。ティム・ハイヤーズ新打撃コーチと共に攻撃力アップを目指す。
■再建期のレンジャーズ
チームの顔で通算3000本安打を達成したエイドリアン・ベルトレ三塁手も引退。今季38本塁打のジョーイ・ギャロも夏にヤンキースにトレード。エルビス・アンドルスや秋信守らも退団して、自慢だった打線も影を潜めた。
再建期のレンジャーズは、キューバ出身のアドリス・ガルシア外野手やアイザイア・カイナーファレファ内野手などが成長途中で厳しい時期に託されたコーチ陣はすぐに結果が出るわけでもなく大変だ。
来季は新スタジアムが完成して3年目。テキサスは個人的に好きな州だけにレンジャーズには何とか上位に食い込んでほしい。
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