MLB メジャーリーグ物語

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【MLB契約情報】先発左腕キンターナがパイレーツと1年200万ドルで合意

 

先発右腕のホセ・キンターナがパイレーツと1年200万ドルで合意した。

 

 

キンターナは昨年、エンゼルスにも所属したが、前半戦から期待を裏切る不振で、8月にはエンゼルスからDFAウェーバー経由でジャイアンツに移籍していた。ジャイアンツでは5試合にリリーフ登板しただけでオフにフリーエージェント(FA)になっていた。

 

 

MLB契約情報

 

 

2020年、21年と2年間の不振で、話題にも挙がらなかった先発右腕だが、昨年エンゼルスの1年800万ドルの契約から大幅ダウンの200万ドルを受け入れたようだ。地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」の記者がSNSで伝えている。

 

 

 

 

筒香嘉智と再契約の噂があるパイレーツ。弱小球団は、個人的には判官びいき的な気持ちもあって応援したい気持ちはある。

 

キンターナは通算83勝と実績のある投手で再起に期待したいところだが、とりあえずコマ不足の先発ローテーションには、先発クラスの投手で200万ドルという契約は“お買い得”な買い物といえるかもしれない。

 

32歳でキャリア10年、通算防御率3.84、同FIP3.68とパイレーツの若い先発陣の中では際立つ実績だ。ア・リーグでもナ・リーグでも中部地区では実績を残してきた投手で、そんな過去の姿を見ているパイレーツがオファーを出したのかもしれない。

 

メジャーで規定投球回数を7シーズン記録しているベテラン左腕は、ヘルシーな状態ならそれなりの戦力になるような気がする。

 

 

現地11月20日までのFA先発投手契約状況

ノア・シンダーガード (SP/エンゼルス) QO拒否 1年2100万ドル

エドゥアルド・ロドリゲス (SP/タイガース) QO拒否 5年7700万ドル

アダム・ウェインライト (SP/カージナルス) 1年1750万ドル

アンドリュー・ヒーニー (SP/ドジャース) 1年850万ドル

チャーリー・モートン (SP/ブレーブス)球団オプション行使 1年2000万ドル

ジャスティン・バーランダー (SPアストロズ/) 2年5000万ドル

 

 

現在の労使協定(CBA)は米東部時間12月1日午後11時59分で期限を迎え、現在行われているCBA交渉がそれまでに締結しない場合、オフの動きに不確実性が拡がりMLBですべてのチーム編成の動きが止まる。

 

40人枠入りしている選手のトレードやFA選手との契約も停止することが予想されている。

 

 

そうした懸念から意外と早く大物選手の契約が、これから月末にかけての10日間で決まるかもしれない。