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【MLB移籍情報】カープ鈴木誠也の契約交渉がスタート

 

MLB公式サイトが、ポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す鈴木誠也外野手を紹介している。前田健太に続いてメジャー移籍が実現するのか、個人的にはもっとも注目している選手だ。

 

 

MLB移籍情報  

 

鈴木誠也のポスティング契約交渉がスタート

 

MLB.comのトーマス・ハリガンの記事によるとブレーブスのスーパースター、ロナルド・アクーニャJr.と比較。

 

鈴木の2021年の本塁打38本と131試合でキャリアハイのOPS1.079 やNPBの9シーズンでの出塁率.315、長打率.415などを紹介。

 

オールスター・ゲームに5度選出されていることや2017年のワールドベースボール・クラシック、2020年の東京オリンピック日本代表、2019年のWBSCプレミア12トーナメントでMVPを獲得した経歴を紹介している。

 

鈴木誠也の気になる移籍先については、MLB.comのジョン・ポール・モロシがレンジャーズメッツが鈴木の獲得に興味を示していることを紹介。

 

レンジャーズの場合は、ダルビッシュ有の獲得に代表されるように、これまでも日本市場に熱心な球団の1つであること。今季は右打者の本塁打数がリーグ最少だったため、「右打ちの強打者」が補強ニーズで、レンジャーズの補強リストにあることを紹介している。

 

一方、メッツには、マイケル・コンフォートのクオリファイング・オファー拒否で空いた外野の穴を鈴木で埋める必要があること。

 

さらに、新GMビリー・エプラーが、2017年にエンゼルスGMとして大谷翔平を獲得したこと、2006年に井川慶と2014年に田中将大との契約をまとめた時のヤンキースのフロントオフィスの一員として携わったことなど、過去に複数のNPBフリーエージェントの契約に関与してきた実績などを例に出して移籍先候補に挙げている。

 

鈴木誠也の交渉期限はアメリカ東部時間12月22日午後5時(日本時間23日午前7時)に設定され、全球団との交渉がスタートした。

 

また、今オフはMLBオーナーサイドとMLBPA(選手会)との労使協定(CBA)がアメリカ東部時間12月1日午後11時59分で失効期限を迎えるため、交渉が決裂した場合、球界全体がロックアウトされる可能性があり、FAやトレードなどの交渉が凍結される。

 

鈴木の場合もそうした影響を受けることになるが、交渉期間の30日間にはロックアウト期間中は含まれず、昨日から12月1日までの期間と停止解除後の計30日間が交渉期限として保証されるということだ。

 

しかし、移籍先が決まらない事には、渡米準備やシーズン前のトレーニングにも影響する。

 

1995年シーズンのように144試合制や2020年の60試合短縮シーズンになれば初挑戦する鈴木にとっては、昨年の筒香嘉智秋山翔吾のように悪影響は免れなくなる。

 

 

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