MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】MLB全30球団の移籍状況(~23日まで)

現地時間11月21日~22日の移籍契約状況をまとめてみた。

 

 

通常のシーズンオフだと12月初旬のウィンターミーティング前後からフリーエージェント(FA)市場やトレード市場が活発になるが、今季はやや前倒し傾向になることが予想される。

 

 

MLB移籍/契約情報

 

現在の労使協定(CBA)は米東部時間12月1日午後11時59分で期限を迎え、現在行われているCBA交渉がそれまでに締結しない場合、オフの動きに不確実性が拡がりMLBですべてのチーム編成の動きが止まる。

 

 

40人枠入りしている選手のトレードやFA選手との契約も停止することが予想されている。

 

 

そうした懸念から意外と早く大物選手の契約が、これから月末にかけての間で決まるかもしれない。下記の一覧は現地21日と22日の移籍契約状況。(サンディー・レオン捕手などの)マイナーリーグ契約は一部省いた。

 

 

▽選手名(ポジション / 移籍チーム名) 契約内容ほか

 

ペドロ・セベリーノ (C/ブルワーズ) 

1年190万ドル

 

ホゼ・キンターナ (SP/パイレーツ) 

1年200万ドル

 

ジェイ・ジャクソン (RP/ブレーブス) 

ジャイアンツから金銭もしくはPTBNLでトレード

 

アーロン・ループ (RP/エンゼルス) 

2年1700万ドル

 

タイラー・ウェイド (INF、OF/エンゼルス

ヤンキースから金銭かPTBNL

 

J.C.メヒア (SP、RP/ブルワーズ) 

ガーディアンズDFA

 

アンソニー・デスクラファニー (SP/ジャイアンツ) 

3年3600万ドル

 

ビリー・マッキンニー (OF、1B/レンジャーズ) 

ドジャースから金銭トレード

 

ザック・レックス(OF/レンジャーズ) 

ドジャースから金銭トレード

 

 

※SP先発投手、RP救援投手、C捕手、INF内野手、1B一塁手、2B二塁手、SS遊撃手、OF外野手、CF中堅手

PTBNL(Player to be named later,)=後日発表選手

 

 

 

 

セベリーノ捕手は21日にウェイバー公示を経てブルワーズへ1年190万ドルで移籍した。NPB広島東洋カープにも在籍したジェイ・ジャクソン投手は、22日に後日発表選手または金銭とのトレードで、ジャイアンツからブレーブスへ移籍した。

 

 

エンゼルスは控えの便利屋とブルペンを補強

 

エンゼルスは後日発表選手1名もしくは金銭とのトレードでヤンキースからタイラー・ウェイドを獲得した。

 

 

ウェイドはヤンキースからルール5ドラフトの有望株プロテクトに伴うロースター変更によりDFAとなっていた選手。ヤンキースでは内外野を守ったユーティリティーだ。エンゼルスは正遊撃手がいないので、ウェイドは正遊撃手を補強できない最悪の場合の保険にもなる。

 

 

さらに、救援左腕アーロン・ループを獲得したことを発表した。優先事項の一つだったブルペンも補強した。2年1700万ドルで、2024年は年俸750万ドルの球団オプション(またはバイアウト200万ドル)。

 

 

ガーディアンズは11人を40人枠に登録、7人をDFA

 

クリーブランド・インディアンスが正式にチーム名をガーディアンズに変更し、その初日にジーン・カルロス・メヒア(J.C.メヒア)はルール5ドラフトに向けた有望株プロテクトに伴い大量7選手がDFAに。25歳右腕のメヒアは、そのうちの一人だったが、ブルワーズがウェーバー経由で獲得した。

 

 

来季32歳のアンソニー・デスクラファニー投手は、ジャイアンツと3年3600万ドルで再契約。今季は31試合先発で先発ローテーションの一角を担い、167.2イニングで、2度の完封を含む13勝7敗、防御率3.17、FIP3.62、奪三振152。メジャー7年間で勝利数、防御率FIP奪三振数などキャリアハイの成績だった。

 

 

 

 

▽記事参考/引用

 

https://www.fangraphs.com/roster-resource/offseason-tracker