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【MLB契約情報】レイズが新人フランコ遊撃手と長期契約か?

 

レイズがトッププロスペクトで今季70試合に出場した話題の新人ワンダー・フランコと長期の大型契約で合意した。関係者から得た情報として複数のメディアが伝えている。

 

 

MLB移籍情報

 

 

現地23日(日本時間24日)、契約は、まだ確定していないが、MLB公式サイトがタンパベイ・レイズとワンダー・フランコ遊撃手が11年ないしは12年の長期契約に合意したことを報道。

 

 

 

 

契約内容は、11年総額1億8200万ドル(約209億円)で、12年目は2500万ドルの球団オプションが含まれており、各賞の受賞によるインセンティブなど含めると最大12年間2億2300万ドル(約256億円)となる。

 

これまでのサービスタイム1年未満の選手が得た史上最高額の契約は、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)の8年1億ドル。フランコのの大型契約にはトレード拒否条項などは含まれていないようだが、詳細は今後、明らかになるだろう。

 

 

フランコの潜在能力を証明させた1年

 

ワンダー・フランコドミニカ共和国出身の20歳。201年の海外アマチュア選手のFAランキングでは大谷翔平に次ぐ評価だった。2018年のプロスペクトランキングでもシーズン中にMLB1位に上昇している。

 

今季6月にメジャーデビュー。遊撃を中心に二塁、三塁手として70試合に出場して288打数81安打で打率.281、四球24で出塁率.347、本塁打7、二塁打18、三塁打5の長打率.463。

 

OPS.810、rWAR3.5と評価も高く新人王投票では3位に入っている。

 

三振率12.0%とシェアなバッティングセンスとスイッチヒッターという打線の中での使いやすさも魅力。今季のポストシーズンでも2本塁打を放つなど二遊間を守れてOPS.800を超えるパンチ力もある。

 

彼は、シーズン最後の30試合で打率.355、出塁率.409、長打率.545をマークし、トップリーグでの適応能力を示した。

 

長期契約は、ケガなどのリスクを考えた場合にあまり得策では無いような気もするが、今後の市場全体の年俸相場の上昇を考えた場合、フランコの年平均1600万ドルから1700万ドルは、安いと捉える考え方もある。