MLB メジャーリーグ物語

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レイズの超有望株ワンダー・フランコが鮮烈デビュー

レイズのナンバーワン・プロスペクト、ワンダー・フランコ内野手が22日(日本時間23日)、本拠地のレッドソックス戦でメジャーデビュー。3点ビハインドの5回裏にメジャー初本塁打となる同点1号3ランを放った。

 

 

ワンダー・フランコとは?

 

ドミニカ共和国出身、2001年3月1日生まれ、現在20歳のフランコは、打撃センスや守備能力の高さから16歳の若さで契約金382万5000ドルでレイズと契約。彼の争奪戦には、ヤンキースブルージェイズなど複数の球団が加わっていたという。

 

 

2018年にMLB.comが発表したプロスペクト・ランキングでは、レイズの組織内で8位、シーズン中に1位に昇格。2020年の開幕前に発表された同ランキングにおいて、MLB全体で1位にランクイン。

 

 

今季は3A級ダーラムで39試合に出場して打率.315、本塁打7、打点35、盗塁5、OPS.954の好成績をマーク。マイナーの各クラスで3割以上のアベレージを残し、マイナー通算75三振に対して95四球を選ぶなど、その打撃センスも一級品という評価で、この昇格はサービスタイム(MLS)を意識して、ややデビュー時期を調整した(遅らせた)昇格だった。

 

 

この日、レッドソックス戦に「2番・三塁」でスタメン出場したフランコは、注目のメジャー初打席でカウント0-2から際どいコースのボール球を見極めて4球連続ボールで四球。

 

 

第2打席はフルカウントからセンターフライに倒れたが、第3打席で見事な同点3ランでインパクトを残すと。7回裏の第4打席でも左翼へ二塁打を放ち、関係者の期待に応えた。

 

 

 

 

なお、MLB公式サイトによるとデビュー戦で同点3ランを放つのは福留以来メジャー2人目の快挙だという。また、20歳113日でのデビュー戦本塁打は史上8番目の若さ。レイズ選手がデビュー戦で本塁打を放つのは昨年7月の筒香嘉智以来7人目。