MLB2021年-22年オフのフリーエージェント(FA)先発投手の契約状況をまとめてみた。
MLB移籍情報
現在の労使協定(CBA)は米東部時間12月1日午後11時59分(日本時間2日13時59分)で期限を迎え、交渉がそれまでに締結しない場合、米野球界がロックアウトになり、オーナー側による施設封鎖や契約交渉も停止する。
そうなればオフの動きに不確実性が拡がりMLBでチーム編成の動きが止まる。40人枠入りしている選手のトレードやFA選手の移籍交渉も停止することが予想されている。
そうした懸念から意外と早く大物選手の契約が、これから月末にかけての数日で決まるかもしれない。ジャイアンツからFAの先発右腕ケビン・ゴーズマンも数日のうちに契約が決まるという噂がある。
ここまで(現地11月27日まで)の契約状況は下記。
▽選手名(/移籍チーム) 契約内容
ノア・シンダーガード (エンゼルス)
QO拒否 1年2100万ドル
エドゥアルド・ロドリゲス (タイガース)
QO拒否 5年7700万ドル
3年3600万ドル
4年4400万ドル
マイケル・ワカ (レッドソックス)
1年700万ドル
アンドリュー・ヒーニー (ドジャース)
1年850万ドル
ホゼ・キンターナ (パイレーツ)
1年200万ドル
QO拒否(アストロズ) 2年5000万ドル
※QO=クオリファイング・オファー
Free agent Kevin Gausman is expected to agree to a contract in the next 2 or 3 days, sources say. I’ve been told a 5-year deal is increasingly likely. He turns 31 in January. @MLB @MLBNetwork
— Jon Morosi (@jonmorosi) November 28, 2021
先発投手では、ノア・シンダーガード、エドゥアルド・ロドリゲスがクオリファイング・オファー(QO)を拒否して他チームと契約した。
ジャスティン・バーランダーは、QOを拒否した上で所属していたアストロズと2年5000万ドルで再契約した。
ケビン・ゴーズマンもQO拒否の一人で、5年契約が噂になっている。契約先はブルージェイズだが、メッツ、エンゼルス、レッドソックス、マリナーズも争奪戦に参戦している。
モートンはオプション行使、ウェインライトは契約延長
チャーリー・モートンは球団側がオプションを行使して残留になった。アレックス・ウッドもジャイアンツと再契約の噂があったが正式契約には至っていない。
カージナルスのアダム・ウェインライトは、早々と(10月5日)1年1750万ドルで契約延長にサインしている。