マンシーニの復帰を喜ぶボガーツ
2日(日本時間3日)のフェンウェイパークの試合中に心温まるシーンがあった。
この日は、オリオールズのトレイ・マンシーニ外野手がステージ3の結腸がんを克服してレッドソックスとの開幕戦で公式戦復帰を果たした。
マンシーニはメジャーキャリア5年目の29歳。2019年には154試合に出場し、打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899を記録した主力打者だった。
2020年のスプリングトレーニング中の3月、大腸ガンを患い、手術を受けたことを球団を通じて公表。昨季は闘病のため全休していた。
この日の開幕戦では敵地のファンから温かい拍手を浴び、レッドソックスのザンダー・ボガーツも1塁に出塁するとマンシーニの復帰を喜び祝福のハグをするシーンもあった。
Xander Bogaerts gave Trey Mancini a hug when he got to first base ❤️
Mancini is playing in his first regular season game since battling colon cancer. pic.twitter.com/9IZ3XpZLwf
— Danny Vietti (@DannyVietti) April 2, 2021
マンシーニは3打数1安打、1四球だったが、MLB公式サイトによると、復帰戦を「夢のようだ」と表現。デビュー戦を思い出した事や、ナーバスにも感傷的にもなったが、試合が始まればそうした感情は飛んでいったと語った。
さらにマンシーニは「自分たちは同地区なら1年に19回も対戦するが、お互いをとても尊敬しあい、みんながベストを尽くすことを願っていると理解している。彼らとは何年も対戦して分かり合っているんだ」とコメントした。