MLB契約情報
山口俊がSFジャイアンツとマイナー契約
ブルージェイズから自由契約になっていた山口俊投手が、SFジャイアンツとマイナー契約に合意していると20日(日本時間21日未明)、米メディアが報じている。
Giants To Sign Shun Yamaguchi https://t.co/p4EFeOttna pic.twitter.com/36SYRAcYnr
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) February 20, 2021
サンフランシスコの地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」のスーザン・スラサーがSNSで第一報を報じている。
スプリット契約か?背番号は77
メジャーリーグでは開幕ロースターの25人枠に入るか40人枠に入らないとメジャー契約を結ぶことができないため、山口は、キャンプにNRI(枠外選手)として参加し、メジャー40人枠に入ればマイナーからメジャー契約に切り替わるスプリット契約を結んだ可能性が高いとスラサーは報じている。
I’m told that the Giants and Japanese RH Shun Yamaguchi are in agreement on a deal - a split major-league/minor league contract seems most likely.
— Susan Slusser (@susanslusser) February 20, 2021
山口は10日(同11日)、ブルージェイズからDFA扱いでメジャー40人枠から外され、ウエーバー公示の後、自由契約になっていた。
NPBの読売ジャイアンツから初のポスティングシステムで2019年12月にブルージェイズと2年総額635万ドルで契約。今季の年俸317万5000ドルはブ軍が負担することになっているが、ジャイアンツの40人枠に入る際には別の契約を結ぶことになる。
昇格のチャンスは十分あり
33歳の右腕は日本で14シーズンを過ごした後、メジャーで17試合25回2/3イニングに登板。2勝4敗、防御率8.06、FIP6.42という成績でメジャー1年目を終えた。
SFジャイアンツの先発ローテーションは、契約最終年のジョニー・クエト、クオリファイング・オファーを受諾して残留したケビン・ゴーズマン、3番手以降は新加入トリオのアンソニー・ディスクラファーニ、アレックス・ウッド、アーロン・サンチェスらが名を連ねているが、悪い言い方をすると中古車センター。
トミー・ジョン手術を受けたジョニー・クエトやケビン・ゴーズマンは、そこそこ期待できるが、その他の選手は1年間活躍できるかは疑問符が付く。山口にも十分にチャンスはある。
さらにブルペンのデプスを見ると、メジャーでの実績が少ない若手が中心の構成で、先発陣より弱いイメージ。山口には救援での登板が先に回ってくる可能性がある。
山口に期待するのは、昨年のことがないように1回の登板に選手生命をかけるぐらいの気合で準備して挑戦してほしい。
ドジャースやパドレスの重量打線が相手だが、それ以外のロッキーズやダイヤモンドバックスは、打者有利のパークファクターが気になるぐらいで、戦力はそれほどでもなく、データを頭に入れて日本のNPB時代にように堂々と見下ろすような態度で投げればいい。NPBでの実績は裏切らないはずだ。
SFジャイアンツの本拠地オラクル・パークのライト側から吹く風が、山口に味方することを心から祈りたい。
【✍️】山口俊
— MLB-Transactions (@tombaseball19) February 21, 2021
「サンフランシスコ・ジャイアンツに契約決まりました!メジャー契約できるように頑張ります!」 pic.twitter.com/R0zIc4zzVf
▽Information source
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202102210000050.html