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【MLB契約情報】山口俊がSFジャイアンツFA 日本球界復帰か?

サンフランシスコ・ジャイアンツは6月2日(日本時間3日)、傘下3Aのサクラメント・リバーキャッツに所属する山口俊投手をFA(自由契約)とした。

 

巨人が獲得調査へ

複数の報道によると山口は自身のインスタグラムで「夢を追ってメジャーに挑戦しましたが、力及ばずシーズン途中での帰国となります」とつづり、日本に帰国する意向を明らかにした。

 

 

33歳の山口は、メジャー移籍2年目の今季、スプリングトレーニング前にDFAとなり、ブルージェイズから事実上の戦力外となったが、ジャイアンツとスプリット契約を結び、スプリングトレーニングにNRI(枠外招待選手)として参加。

 

 

シーズン開幕後はメジャー40人枠を目指してマイナー3Aクラスで出場しながら昇格を待っていた。ここまでサクラメント・リバーキャッツで 5試合 (先発 4 回、救援出場 1 回) に登板。0勝3敗、23.1イニング、防御率 6.17、WHIP 1.41、K/BB 25/14 だった。

 

 

 

サンフランシスコ・ジャイアンツは開幕から好調で4月は地区首位。5月も17勝11敗と勝ち越し、先発投手陣もMLB全体で3位(防御率)と好調。

 

 

エンゼルスあたりならチャンスはあったかもしれないが、山口の契約には、メジャー昇格を果たせなかった場合にオプトアウト(契約破棄)できる条項が付帯されており、その権利を行使したようで、近日中に正式に発表される。その後は、日本国内の球団との交渉も可能。

 

 

そうなればNPBDeNA、巨人に所属し、通算64勝をマークしている山口なので日本球界に復帰する可能性は高い。

 

 

投手事情の厳しい巨人に復帰の可能性も?

サンケイスポーツによると巨人は、エースの菅野が右肘の違和感で今季2度目の抹消となり5月8日から離脱中(復帰間近の報道もあり)。

 

 

高橋がリーグトップの6勝、戸郷が5勝を挙げているが、開幕ローテ入りした今村、井納は結果を残せずファームで調整している。先発ローテの頭数が不足しているのも事実だ。

 

 

ブルペンも守護神のデラロサが2日に抹消されるなど、こちらの事情も厳しい。結果、チーム防御率3.49は中日、阪神に次ぐリーグ3位となっている。