MLB2021 OpeningDay
俺たちのエースはコイツだ!
プライドの高いメジャーリーガー。とくに“エリートスターター”と呼ばれる先発ローテーションの1、2番手たちにとっては、開幕戦のマウンドに立つことほどプライドをくすぐられることはないだろう。
「特別な日」ではなく 「シーズンの162分の1」とする意見もあるだろうが、このブログでは毎年、「俺たちのエースはこいつだ」と題して、その「特別な日」の先発投手たちを紹介している。気が早いかもしれないが、その第1弾を紹介したい。
早くも4球団が開幕投手を指名
公式サイトにも出ていたが、ヤンキースは2年連続でゲリット・コールを開幕投手に指名。コールは通算4度目。
マリナーズはエース左腕のマルコ・ゴンザレスが4年連続4度目の開幕投手に指名されている。菊池雄星出ないのが残念だ。マリナーズは2009年から10年連続でフェリックス・ヘルナンデス(現オリオールズ)が開幕投手を務めていた。
メッツはエース右腕のジェイコブ・デグロームが4年連続4度目。これは順当だろう。メッツでは故トム・シーバー氏(1968~77年=10年連続)が有名。1992年に資格取得1年目で野球殿堂入りを果たしたレジェンドだったが、昨年8月31日に亡くなられた。享年75歳だった。
An ace in action. pic.twitter.com/xhLX6rBwCh
— MLB (@MLB) March 12, 2021
カージナルスは昨季に続いてジャック・フラハティに開幕投手を任せる(3年連続3度目)。カージナルスの先発ローテでは、日本プロ野球の読売ジャイアンツにも3年間在籍してメジャーに復帰。ローテンション投手として活躍していたマイルズ・マイコラスが右前腕の手術からのリハビリ中で開幕が絶望という悲しいニュースがあった。
ツインズは前田が開幕投手の可能性大
ツインズの前田にも十分チャンスはある。前田健太は移籍1年目の昨季、11先発で6勝1敗、防御率2.70という好成績を残してアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位にランクインした。ドジャースでは契約の問題もあって、先発とリリーフという変則な使われ方をしていたので、そのうっぷんを晴らすような活躍だった。
メジャーリーグ公式サイトでも評価は高く、前田がドジャースでの4年間で右打者を打率.199に抑えていたことなどを紹介。これは球界トップクラスの数字だ。
左打者に対しても昨季はスライダーが有効的で、スライダーを多投することで成績向上につなげた、と分析している。成績予想システムの「PECOTA」でも防御率2.65という高い数値を予想している。
昨年の実績で首脳陣の信頼もあり「開幕投手」は確定だろう。