秋山翔吾所属のレッズ
今回は秋山翔吾が2年目のシンシナティ・レッズを紹介したい。球団創設は1882年、1869年から存在している最古のプロ球団だが、これまで日本人選手がいなかった球団で秋山が最初のメジャ-リーガーだ。
その秋山は、11日(日本時間12日)のホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発出場。4打席で2四球、1盗塁だったが、ノーヒット。ここまで出場3試合で6打数0安打3三振3四球。
ライバルで正中堅手候補のニック・センゼル(16年のドラフト1巡)が2本塁打、1二塁打と好調なだけに早く結果を出したいところだ。
MLB公式サイトによる最新のロースター予想
ナ・リーグ中部地区はカージナルス、カブス、ブルワーズ、今回紹介するレッズと実力が拮抗する混戦地区で、有名なPECOTAの順位予測(3月8日現在)でもブルワーズが頭一つ出た1位(勝率.556)で4位予想のレッズ(勝率.485)まで、他の地区と比べて開きがないことでも分かる。
2018年はカブスとブルワーズが95勝67敗で並び、163試合目で決める「地区優勝決定戦」が行われた。
1位 ブルワーズ 勝率.556
2位 カブス 勝率.526
3位 カージナルス 勝率492
4位 レッズ 勝率.485
5位 パイレーツ 勝率.381
ちなみに、レッズは2020年地区3位、2019年同4位、2018年同5位。2019年オフにはリーグ12位だった出塁率を改善するために、1番候補のリードオフマンとして秋山翔吾を、さらに二塁手候補としてマイク・ムスタカス、ニック・カステヤノス外野手を獲得した。
先発ローテーション
今オフはトレバー・バウアー、アンソニー・デスクラファニーがFAでチームを去り、ルイス・カスティーヨと19年1月に移籍してきたソニー・グレイが中心の先発ローテーションになる。
1 ソニー・グレイ(RHP)
2 ルイス・カスティーヨ(RHP)
3 タイラー・マーレ(RHP)
4 ウェイド・マイリー(LHP)
5 マイケル・ローレンゼン(RHP)
グレイとカスティーヨは3点台の防御率。3番手タイラー・マーレは19年の3勝12敗、防御率5.14から昨季は9試合の先発で3.59まで回復した。マイケル・ローレンゼンは二刀流で、先発しない日は外野につくこともある。
ブルペン
ショーン・ドゥーリトル
アミール・ギャレット
ルーカス・シムズ
テジェイ・アントン
ジェフ・ホフマン
ホセ・デ・レオン
ノー・ラミレス
サル・ロマーノ
キャム・ベドローシアン
ギャレット、シムズ、ドゥーリトルがクローザーの役割を争う。テジェイ・アントンは昨年デビューした27歳右腕だが13試合のうち4試合に先発登板。今季も先発で5番目のスポットに入るかもしれない注目の投手だ。
キャム・ベドローシアンはNRIだが、40人枠に入る可能性もある。エンゼルス時代の2019年は59登板で防御率3.23を記録。7試合でオープナーも経験している。
次回は秋山翔吾などの野手陣を見ていきたい。
▽Information source
NLは中部と西部地区が同率首位で163試合目のタイブレークへ