MLB2020 OpeningDay
プライドの高いメジャーリーガー、とくに“エリートスターター”と呼ばれる先発ローテーションの1、2番手たちにとっては、開幕戦のマウンドに立つことほどプライドをくすぐられることはないだろう。
ここでも毎年、「俺たちのエースはこいつだ」と題して、その特別な日の先発投手たちを紹介している。
ドジャーズはカーショー ほぼ確定のチーム
ドジャーズのデーブ・ロバーツ監督は現地9日、本拠地でのジャイアンツ戦の開幕投手にクレイトン・カーショーを指名した。カーショーにとっては9度目の開幕投手になる。
当初の予想では若手の右腕ウォーカー・ビューラーが有力だったが、カーショーの仕上がりぶりが良いということで指名された。第2戦がビューラー、第3戦がレッドソックスから移籍のデービット・プライスだった。(プライスは今季の出場を辞退)。ちなみに、この3人はMLBドラフトの1位指名選手。
今月の19日に32歳になるカーショーはメジャーを代表する左腕。過去8度の開幕戦では防御率1.05という抜群に勝負強さを秘めている。スプリングトレーニングを左肩炎症で途中離脱し、開幕も故障者リスト入りして迎えたことで開幕投手の連続記録は8年連続で途絶えた。
カーショーは「(開幕投手を務めるのは)本当に素晴らしいことだよ。毎年指名されているけど、それを軽く受け止めたことは一度もない。名誉なことだからね」、「ただの1試合かもしれないけど、開幕戦に先発するのは名誉なことなんだ。野球の世界では、開幕戦というのは特別だからね。その一部でいられるのは本当に素晴らしいことさ」とコメントしている。
エンゼルス(@ OAK):アンドリュー・ヒーニー(初)
2010年から15年はジャレッド・ウィーバーが開幕投手だったエンゼルスだが、最近の4年は毎年投手が変わり今年は左腕のヒーニーが指名されている。大谷を期待したいが、オフ日の前日が登板日というシフトのため、可能性は低い。
レンジャーズ(@COL):ランス・リン(初)
ケビン・ミルウッドが2006-09年に4回のオープニングデーを務めた後、レンジャーズは毎年開幕投手が変わっている。昨年は、マイク・マイナーだった。
レッズ(@DET):ソニー・グレイ(3回目)
グレイは昨シーズンチームトップの防御率。、3度目のオープニングデイを務める。
マリナーズ(@HOU): マルコ・ゴンザレス(2回目)
ゴンザレスは、2月上旬にクラブとの契約延長に署名。マリナーズで2回目となる先発投手。彼は昨年イニング数と三振数でチームトップだった。
ナショナルズ(@ NYY):マックス・シャーザー(5回目)
シャーザーが3年連続で6年ぶりに5回目の開幕投手。
オリオールズ(@ BOS):ジョン・ミーンズ(初)
昨年12勝(11敗)でブレイク、ア・リーグ新人王投票でも2位に入った。過去4シーズンでオリオールズの4人目の異なるオープニングデイのスターターになる。
ロイヤルズ(@ CLE):ダニー・ダフィー(3回目)
3回目のオープニングデイスタート。
ブレーブス(@ NYM):マイク・ソロカ(初)
22歳355日はブレーブス(1900年以降)の歴代で最も若いオープニングデーのスターター。昨年はフリオ・テヘランだった。
ジャイアンツ(@ LAD):ジョニークエト(5回目)
クエトはトミージョンの手術から回復後の2年目のシーズン。彼は以前、2012-15年から4回連続してレッズのオープニング投手だった。
マーリンズ(@ PHI):サンディ・アルカンタラ(初)
アルカンタラは、昨年のオールスターゲームに選出されたマーリンズの唯一の選手。
▼正式発表はないが可能性の高い投手
カージナルス(@ PIT):ジャック・フラハティ(初)
インディアン(@ KC):シェーン・ビーバー(初)