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俺たちのエースはコイツだ!『2022年開幕投手情報』③

 

「俺たちのエースはコイツだ!」と題してこのブログでも毎年注目している開幕投手

 

プライドの高いメジャーリーガー、とくに“エリートスターター”と呼ばれる先発ローテーションのトップクラスの投手たちにとっては、開幕戦のマウンドに立つことほどプライドをくすぐられることはないだろう。

 

 

 

開幕投手 情報

 

2022年シーズンの開幕投手情報を紹介していきたい。今回はその第3弾。エース格が続々と指名されている。

 

ちなみに、公式サイトが発表した球団別先発ローテーションのTOP3は下記。

 


球団別先発ローテーションTOP3

 

1位 メッツ

ジェイコブ・デグロム
マックス・シャーザー
クリス・バシット
カルロス・カラスコ
タイワン・ウォーカー

 

2位 ブリュワーズ

ブランドン・ウッドラフ
コービン・バーンズ
フレディ・ペラルタ
エリック・ラウアー(左)
エイドリアン・ハウザー
アーロン・アシュビー(左)

 

3位 ブルージェイズ

ホセ・ベリオス
ケビン・ゴーズマン
柳賢振(左)
アレック・マノア
菊池雄星(左)

 

 

コービン・バーンズが開幕投手

 

現地時間3月29日(日本時間30日)、ブリュワーズのカウンセル監督は、コービン・バーンズ開幕投手に指名した。

 

バーンズは昨季サイ・ヤング賞投手。メジャー4年目の昨季は、28試合に先発して167イニングを投げ、11勝5敗、防御率2.43、234奪三振の好成績をマーク。

 

ここでも紹介したが、開幕から58奪三振連続無四球のメジャー新記録、10者連続三振のメジャータイ記録など記録的な1年だった。

 

チームには過去2年連続で開幕投手だったブランドン・ウッドラフもいるため、バーンズも「このチームでは、ローテーションの5人のうち、誰が開幕投手になってもおかしくない」とコメント。

 

今季も投高打低のチームになりそうだ。

 

レイズはマクラナハンが開幕投手

 

レイズのケビン・キャッシュ監督は、2022年シーズンの開幕投手を24歳の剛球左腕シェーン・マクラナハンに任せることを発表した。

 

球団史上15人目の開幕投手。4年連続で異なる投手が開幕に投げる。

 

これは高給で選手をつなぎ留めておくことが困難なスモール・バジェット(低予算)のチーム事情にもよるところが大きいが、逆に言えば若手が上手く台頭していると見ることもできるだろう。

 

 

ジャイアンツはローガン・ウェブが開幕投手

 

ジャイアンツの開幕投手はメジャー4年目の25歳右腕ローガン・ウェブに決定した。

 

ウェブは昨季、27試合(うち26先発)に登板して148回1/3イニング、11勝3敗、1ホールド、防御率3.03、158奪三振とプチブレークして地区制覇に貢献した。

 

13年ぶりにホームで開幕戦を戦うジャイアンツは、昨季の先発ローテーションからケビン・ゴーズマンジョニー・クエトが抜けたものの、カルロス・ロドン、アレックス・カッブを新たに獲得。

 

アンソニー・ディスクラファーニアレックス・ウッドとは再契約した。

 

投手陣のメンター役だったバスター・ポージー捕手が引退して心配な部分もあるが、先発ローテはライバルのドジャースとも遜色ない顔ぶれだ。

 

 

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すでに発表されている開幕投手たち

 

メッツはジェイコブ・デグロム

 

マックス・シャーザーの加入があってもデグロムへの信頼は揺るがない。故障が心配な投手だが、開幕投手は4年連続4度目。

 

ちなみにメッツではトム・シーバーが11度。ドワイト・グッデンが8度で、4度目の開幕投手は球団史上3位。

 

レッドソックスはネイサン・イオバルディ

 

イオバルディは2020年から3年連続3度目の開幕投手レッドソックスの投手では、ペドロ・マルティネスとジョン・レスターに次いで3人目らしい。今季の開幕戦は同地区ライバルのヤンキースだから全米注目のカードだ。

 

タイガースはエドゥアルド・ロドリゲス

 

タイガースの開幕投手は5年7700万ドルの契約で加入したロドリゲスが先発予定。レッドソックス時代の6年間では開幕投手の経験はなく今回が初の大役になる。

 

タイガースの開幕投手と言えばジャスティン・バーランダーを思い出す。

 

バーランダーは2008年から2017年まで10年間で9度の開幕投手を務めた。ロドリゲスは2015年のデビット・プライス以来の左腕投手だ。ちなみに2000年のタイガース開幕投手野茂英雄氏が務めている。

 

 

エンゼルス大谷翔平が初

 

エンゼルス大谷翔平開幕投手に指名。メジャー5年目で初の開幕投手。日本人投手では7人目。

 

しかも打者としても出場するリアル二刀流。ただ、相手は手強いアストロズで苦戦が予想される。嫌な予感がする。

 

日米メディア共に大騒ぎすると思うが、球数制限もあるので、1試合目から快投は期待しない方がいいだろう。

 

ドジャースはカーショーではなくビューラー

 

ドジャースは27歳のウォーカー・ビューラーが初の大役。昨季は33試合に先発して207回2/3を投げ、16勝4敗、防御率2.47、奪三振212の好成績をマーク。2019年に続いて2年連続2度目のオールスター・ゲーム選出を果たした。

 

フィリーズはアーロン・ノラが開幕投手

 

フィリーズのジョー・ジラルディ監督はパイレーツとのオープン戦の試合後に、アーロン・ノラ開幕投手になることを発表した。5年連続5度目。

 

先日、筒香嘉智が一発(第1号HR)をお見舞いした投手だ。

 

 

 

 

 

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