レンジャーズがFA市場に残っていた注目の先発右腕ネイサン・イオバルディと2年契約で合意した。レンジャーズがSNSで公式に発表している。
MLB移籍情報
イオバルディと複数年契約
この契約は、2年総額3400万ドルに3年目の2025年が成績に応じたベスティング・オプションとなっているほか、成績に応じてインセンティブも盛り込まれている。
OFFICIAL: We've signed RHP Nathan Eovaldi to a two-year contract with a vesting player option. pic.twitter.com/8AMdCnO2XS
— Texas Rangers (@Rangers) December 28, 2022
イオバルディは、今季レッドソックスで20試合に先発して109.1イニングを投げ、6勝3敗、防御率3.87、103奪三振を記録。
レッドソックスからのクオリファイングオファー（単年1965万ドル）を拒否してFAになっていたが、今季の1700万ドルと年平均では同額ながら複数年契約を勝ち取ったことになる。
2021年は32試合に登板したが、今季は20試合。キャリア11年で150イニング以上が3シーズンしかなく故障が多いのが難点だが、故障さえなければという条件が付くものの、順調にいけば開幕は先発ローテーションの2～3番手として期待できる投手だ。
先発ローテーションを補強したレンジャーズ
レンジャーズは今オフ、先発ローテーションを強力にテコ入れした。
まず、FA市場でジェイコブ・デグロムと左腕アンドリュー・ヒーニーを獲得。今季エース格の活躍をした左腕マーティン・ペレスはクオリファイングオファーを受諾してチームに残った。
また、トレードでブレーブスからジェイク・オドリッジを獲得。彼もキャリア11年間で74勝しており、故障者が出た場合など、チーム事情によっては先発ローテーション入りも可能だ。
レンジャーズの2023年先発ローテーション
レンジャーズの予想される来季の先発ローテーションが下記だ。
1 ジェイコブ・デグロム
2 マーティン・ペレス
3 ネイサン・イオバルディ
4 ジョン・グレイ
5 アンドリュー・ヒーニー
6 ジェイク・オドリッジ
21年オフに獲得したジョン・グレイもおり、イオバルディの加入によって、各投手が、実績どおりの力を発揮すればデグロム、ペレス、グレイ、イオバルディ、オドリッジ、ヒーニーと近年にはなかった強力な先発ローテーションになった。
