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【MLB移籍情報】プホルスが古巣カージナルスに復帰

 

メジャーリーグ移籍情報

 

 

プホルスが11年ぶりにカージナルス復帰



カージナルスと1年250万ドルで合意

 

42歳で現役続行を表明し、移籍先を探していたドジャースからFAのアルバート・プホルス内野手が古巣のカージナルスと1年250万ドルで契約に合意。11年ぶりに古巣への復帰が決まった。

 

メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが伝えている。

 

 

プホルスの実績と昨季の成績

 

プホルスは2001年のデビュー以来、2010年まで打率.300・30本塁打・100打点を10年連続で達成した。個人的にはイチローと双璧のレジェンドというイメージだ。

 

通算700本塁打というマイルストーンまであと21本。

 

2021年はエンゼルスドジャースで計109試合に出場して打率.236、本塁打17、打点50、OPS.717。

 

カージナルスでの11年間で通算打率.328、本塁打445、出塁率.420、長打率.617、OPS1.037という華麗な成績からすると、かなりの加齢を感じるスタッツだ。

 

キャリア21年で積み重ねたbWAR も99.6だが昨季はマイナス0.6だった。

 

ただし、明るいスタッツもあって昨季マークした17本塁打中13本は左投手から放ったものであり、対左腕に限れば打率.294、OPS.939という好成績を残していた。

 

ユニバーサルDH制が追い風に

 

プホルスの古巣復帰は、今季からナ・リーグも導入する「ユニバーサルDH」制が追い風になった。彼もルール改正で恩恵を受けた一人だ。

 

下記はメジャーリーグ公式サイトが以前に予想していたカージナルスの開幕ラインナップだが、正一塁手はゴールドシュミット。DHは若手プロスペクトのゴーマンだった。

 

ゴーマンは球団内1位のプロスペクトだが実績がなく、仮にここに32歳のコリー・ディッカ-ソンが入ったとしてもゴーマンもディッカ-ソンも左打者、しかもパンチ力不足。

 

プホルスの古巣復帰はカージナルスのニーズにもハマっていたのかもしれない。左投手用とか代打要員との予想もあるが、意外と出場機会が増えるかもしれない。

 

1(二)トミー・エドマン
2(一)ポール・ゴールドシュミット
3(左)タイラー・オニール
4(三)ノーラン・アレナド
5(右)ディラン・カールソン
6(捕)ヤディアー・モリー
7(指)ノーラン・ゴーマン
8(遊)ポール・デヨング
9(中)ハリソン・ベイダー

 

700本塁打まで21本、ハンク・アーロンが持つ歴代最多打点記録の更新まではあと148打点。両記録とも今季中の到達は厳しいかもしれないが、打席数が増えることで、かなりいい線までいくかもしれない。

 

ベースボールタウンの春に期待!

 

名捕手ヤディアー・モリーナ、大ベテランのアダム・ウェインライト、そして、プホルスの復帰ではファンには待ち遠しいものになった。

 

3人が揃って伝説の1年になるかもしれない。ベースボールタウンの春に期待したい。