MLB移籍情報
2020年クオリファイング・オファー提示の選手たち
以前にも紹介したが、メジャーリーグ機構(MLB)は、2020年オフのクオリファイング・オファー(QO)の提示額を1890万ドル(約20億円)に決定している。
フリーエージェント(FA)選手たちの足かせになる制度だが、コロナ禍でのシーズン開催となったMLBで、大幅な減収が発生しており、年俸1890万ドル(1年契約)に値するか微妙なラインの選手に同オファーを提示することを躊躇する球団が現れることも予想された。
そんな中でMLBネットワークのマーク・フェイサンドがQO提示の選手を列挙しているので紹介したい。
The following players will be extended $18.9M qualifying offers before the 5pm ET deadline, per source:
— Mark Feinsand (@Feinsand) November 1, 2020
Trevor Bauer, Reds
Kevin Gausman, Giants
DJ LeMahieu, Yankees
JT Realmuto, Phillies
George Springer, Astros
Marcus Stroman, Mets
QO提示は過去最少の6人
トレバー・バウアー, Reds
ケビン・ゴーズマン, Giants
DJ・ルメイヒュー, Yankees
J.T.リアルミュート, Phillies
ジョージ・スプリンガー, Astros
マーカス・ストローマン, Mets
個人的な見解だが、マーカス・ストローマンに1890万ドル提示の価値があるかは疑問だ。
メッツの戦略としては「QOを拒否された球団は、選手が流出する保証としてQO拒否選手と新たに契約を結ぶチームからドラフト指名権が譲渡され、最低でもドラフト指名権を獲得できる」という制度を利用して、拒否されても「ドラフト指名権」が手に入ればOKぐらいの感覚かもしれない。
提示を受けた選手たちは10日間以内にオファーを受諾するか否かを決断しなければならない。この制度が導入されて以降、延べ80人の選手がオファーを受けてきたが、受諾した選手はわずか6人だけ。
なお、シーズン中にトレードされた選手および以前にQOを提示された選手は、除外されるという規定がある。
The Reds on Sunday extended a qualifying offer to RHP Trevor Bauer. ➡️ https://t.co/OWUhhOhBSV pic.twitter.com/iWeu9rRO0r
— Cincinnati Reds (@Reds) November 2, 2020
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