MLB公式サイトが選んだポジション別ベストFAプレイヤー
契約オプションの破棄やオプトアウトの行使期間が迫り2020年オフのフリーエージェント(FA)マーケットの全体像が見えてきたところで、メジャーリーグ公式サイトが恒例のFA選手ポジション別ベストプレイヤーを発表している。
メジャーのFAプレイヤーは毎年、大量に出るので、記事では、トップ選手以外にも各ポジションの有力プレイヤーも選出。その中には「右腕の先発投手」というカテゴリーで田中将大も選ばれている。
メジャーリーグ公式サイトでは、公式発表されたフリーエージェント選手の「トップ25」をランキング形式で紹介しているが、田中は最新のランキングでも11位に選出され、これは右腕の先発投手の中で3位になっている。
このランキングも今季1球も公式戦で投げていないマーカス・ストローマンが6位に入るなど、やや首をかしげたくなる内容もある。
格付け機関や各ランキングは、何が根拠かわからない部分があるので、微妙な順位の差に一喜一憂しない方がいい。
各ポジションの「ベストFAプレイヤー」
▼捕手 J・T・リアルミュート
〈それ以外のベストな捕手〉
ジェームス・マッキャン
ヤディアー・モリーナ
カート・スズキ
ジェイソン・カストロ
▼一塁 カルロス・サンタナ
〈それ以外のベストな一塁手〉
ミッチ・モアランド
トッド・フレイジャー
エリック・テームズ
ダニエル・マーフィー
▼二塁 D.J.レメイヒュー
打率.364 10本塁打 27打点 3盗塁 OPS1.011
〈それ以外のベストな二塁手〉
キケ・ヘルナンデス
トミー・ラステラ
セザー・ヘルナンデス
ジュリクソン・プロファー
ジョナサン・スコープ
〈それ以外のベストな三塁手〉
ブロック・ホルト
▼遊撃 ディディ・グレゴリアス
〈それ以外のベストな遊撃手〉
マーカス・セミエン
アンドレルトン・シモンズ
▼左翼 マーセル・オズーナ
打率.338 18本塁打 56打点 0盗塁 OPS1.067
〈それ以外のベストな左翼手〉
ジョク・ピーダーソン
マイケル・ブラントリー
ロビー・グロスマン
ブレット・ガードナー
▼中堅 ジョージ・スプリンガー
〈それ以外のベストな中堅手〉
ジャッキー・ブラッドリーJr.
ジェイク・マリズニック
ケビン・ピラー
▼右翼 ライアン・ブラウン
〈それ以外のベストな右翼手〉
アダム・イートン
ジョシュ・レディック
▼指名打者 ネルソン・クルーズ
〈それ以外のベストな指名打者〉
エドウィン・エンカーナシオン
マット・ケンプ
▼先発右腕 トレバー・バウアー
〈それ以外のベストな先発右腕〉
マーカス・ストローマン
ジェイク・オドリッジ
タイワン・ウォーカー
▼先発左腕 J・A・ハップ
〈それ以外のベストな先発左腕〉
ブレット・アンダーソン
ジョン・レスター
ジェームス・パクストン
ホゼ・キンターナ
ロビー・レイ
▼救援右腕 リアム・ヘンドリックス
〈それ以外のベストな救援右腕〉
アレックス・コロメイ
シェーン・グリーン
マーク・マランソン
グレッグ・ホランド
ジェレミー・ジェフレス
ブランドン・キンツラー
トレバー・ローゼンタール
▼救援左腕 ブラッド・ハンド
〈それ以外のベストな救援左腕〉
ホゼ・アルバレス
アンドリュー・チェイフィン
ショーン・ドゥーリトル
アーロン・ループ
ジェイク・マギー
トニー・ワトソン
先発右腕や救援左腕など、投手を左右で分けているのも面白いが、たとえば「ユーティリティ」などはどうなるのか?
上に紹介されている選手の中にはドジャースのキケ・ヘルナンデスなどのユーティリティ選手は別カテゴリーに分けた方がいいかもしれない。
さて、今年のオフはどんな展開のホットストーブになるのか。通常ならよほどの大物でない限りはサラリーの高い先発投手や需要の高い救援投手から獲得し、次に守備でのスキルが要求される捕手や二遊間のミドルインフィルダーから決まる。
最後に外野手が決まっていくパターンが多かったが、今季はコロナ禍での減収で、来季の見通しもつきにくい。買い手市場になることも予想され代理人も選手も大変だ。
The 2020 All-Free-Agency team is here! https://t.co/t8HAUkaY3Z
— Mark Feinsand (@Feinsand) November 2, 2020