ポストシーズン進出の最後の正念場でア・リーグ(AL)東部地区3位のレッドソックスが思わぬ敵と戦っている。
MLB契約情報
新型コロナウイルスのクラスターがレッドソックスで発生。下記の野手5人を含む計10人もの選手が戦線を離脱し、レッドソックスのロースターが大変なことになっている。
レッドソックスでCovid-19のプロトコルにより負傷者リスト入りしている選手
①ザンダー・ボガーツ(遊撃手)
②クリスチャン・アローヨ(内野手)
③ジャレン・デュラン(外野手)
④キケ・ヘルナンデス(内・外野手)
⑤ジャイロ・ムニョス(内・外野手)
⑥ダニー・サンタナ(内・外野手)
⑦澤村拓一(救援右腕)
⑧ニック・ピベッタ(先発右腕)
⑨マット・バーンズ(救援右腕)
⑩マーティン・ペレス(救援左腕)
そうした状況からレッドソックスでは、先日、エンゼルスを自由契約になったホゼ・イグレシアス内野手とメジャー契約。ほかにはウェーバーで獲得していたテイラー・モッターらを緊急昇格させた。
The Red Sox claimed SS Jose Iglesias from the Los Angeles Angels. pic.twitter.com/CQ2yQOhVAA
— Boston Strong (@BostonStrong_34) September 6, 2021
イグレシアスは昨年オフにオリオールズからエンゼルスに移籍。エンゼルスでは114試合に出場して打率.259、8本塁打、41打点、5盗塁、OPS.670だったが、内野のスキルポジションに要求される守備防御点が-21とリーグ最低。この数値はメジャー全体の全ポジションのなかでワーストだった。
エンゼルスは守備力の悪化が問題視されていたが、その責任を取らされるようなカタチでイグレシアスは契約満了を待たずシーズン終盤に解雇されていた。
イグレシアスはキューバ出身の31歳。2009年にレッドソックスと契約。今回の契約は正遊撃手のボガーツが復帰するまでの臨時雇用的な契約だろうが、明るい性格で古巣を盛り上げてくれることだろう。