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リゾは外せない存在、今後は契約延長交渉か?
カブスが現地10月31日、正一塁手アンソニー・リゾとのクラブオプションを行使することを公式に発表した。
リゾの契約は2013年から7年間総額4100万ドルで2020年と21年は、それぞれ1650万ドルのクラブオプション(バイアウト200万ドル)になっていた。
The #Cubs today exercised their 2021 club contract option on 1B Anthony Rizzo.
The team declined its 2021 club contract option on INF Daniel Descalso. pic.twitter.com/gxv3vuWTSR
— Chicago Cubs (@Cubs) October 31, 2020
31歳のリゾは、今季、58試合出場、打率.222、11本塁打、24打点、出塁率.342、長打率.414、OPS.755、rWAR0.8で打率やOPSはキャリアで平均以下だった。
ただ、18年、19年と2年連続でゴールドグラブ賞。守備の名手に贈られるフィールディング・バイブル・アワードも16年に受賞。オールスターゲームにも3度選ばれ、若手が多いカブスの中では中心的存在。
一塁手としてはMLB10位の年俸(19年終了時点)。同世代のパドレス、エリック・ホズマーが19年の打率.265、22本塁打、OPS.735で20年2100万ドルだったことと比較してもリーズナブルな契約だった。
Big-league crush job. #Walkoff#EverybodyIn pic.twitter.com/o6UkkaFQ7T
— Chicago Cubs (@Cubs) July 26, 2018
今季もシーズン中にカブスとの契約延長交渉が始まると考えられ、その場合は、カージナルスに移籍したポール・ゴールドシュミットの5年1億3000万ドル(平均2600万ドル)あたりがベースになると個人的には考えていたが、コロナ禍の財政悪化で契約延長交渉も遅れ、先行きが予測できない状況だ。
ただ、中長期的なスパンで考えてもクラブハウスで中心的な存在なので、契約延長交渉はよほどのことがない限り来季の終了までには行われることが予想される。それにしてもカブスファンは安堵していることだろう。