新型コロナウイルス感染拡大によって財政面が悪化し、そこそこ実績ある選手でも来季のクラブオプション契約を破棄するケースが続いているが、そんな中でも明るいニュースが入ってきた。
MLB移籍情報
MLB公式サイトが伝えたところによるとブルージェイズは30日(日本時間31日)、2020-21MLBオフシーズンの最初の公式発表を行い、救援右腕ラファエル・ドリスの球団オプションを行使した。
ROSTER UPDATE:
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) October 30, 2020
We've exercised our 2021 club option on RHP Rafael Dolis and declined our 2021 club option on RHP Chase Anderson. pic.twitter.com/ld4RWI5DgA
ドリスは、今年2月に4年間在籍していた阪神を退団してブルージェイズと1年100万ドル(約1億600万円)で契約。この契約は来季150万ドル(約1億5800万円)の球団オプションとなっていたが、球団側はこのオプションを行使した。
32歳のドリスは、7年ぶりに復帰したメジャーで24試合に登板。2勝2敗5セーブ、7ホールド、防御率1.50とNPB阪神タイガースでの4年間96セーブがフロックでないことを証明した。
ブルージェイズにとって先発ローテの強化が補強の最優先事項であることは変わりないが、ブルペン陣の編成を考えた場合にクローザーのケン・ジャイルズがトミー・ジョン手術を受けFAとなっているため、そのポジションを埋める人材が必要だった。
来季、ドリスはジャイルズに代わってクローザーの位置を任されるだろう。150万ドルのクローザーはMLBで最もリーズナブルかもしれない。
なお、ブルージェイズは先発右腕チェイス・アンダーソン投手のクラブオプション(950万ドル)は行使しなかった。
最後まで読んでいただきありがとうございました。