ヤンキースが、カブスの主砲アンソニー・リゾ内野手をトレードで獲得した。
フラッグディール・トレード情報
リゾがヤンキースへ
ア・リーグ東部地区で首位レッドソックスと8.5ゲーム差(日本時間29日終了時点)。現在地区3位でも今季の白旗を上げていないヤンキースが、先日のジョーイ・ギャロ外野手のトレードに続く大型トレードを敢行するあたりは、さすがのヤンキースといえそうだ。
リゾは2011年にパドレスでメジャーデビューし、12年にカブスへ移籍。同年から正一塁手として定着。14~16年にオールスター選出。ゴールドグラブ賞を4度受賞し、若手の多かったカブスではクラブハウスの中心的人物だった。
今季は92試合で打率2割4分8厘、14本塁打、40打点。12年から10年連続2桁本塁打を記録し、自己最多は14、16、17年の32本塁打。メジャー通算11年で1329安打、243本塁打、793打点。
To @ARizzo44, the heart and soul of the greatest Cubs team of all time.
— Chicago Cubs (@Cubs) July 30, 2021
For all you’ve done on the field and for all you do off it.
Thank you. #TeamRizzo pic.twitter.com/1OQPagPHSo
13年に7年4100万ドル(約45億1000万円)で契約延長し、今季終了後にFAとなる。カブスは今季のファイヤーセールを公言していた。リゾの残りの年俸はカブスが負担するらしい。
「YESネットワーク」のジャック・カリーによると、ヤンキースはリゾの対価としてMLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングで9位のアレクサンダー・ビスカイーノ(24歳の右腕)と12位のケビン・アルカンタラ(19歳の外野手)を放出する見込みだという。
ギャロに続く大型契約
プレーオフ進出を目指すヤンキースは、この日すでにレンジャーズから今年のホームランダービーに出場したジョイ・ギャロ外野手(27)と元中日のジョエリー・ロドリゲス投手(29)の獲得を発表している。
ヤンキースは、この一連のトレードにより一塁のルーク・ボイトを放出する可能性が高まった。