今年こそワールドシリーズ制覇成るか!?
ドジャースは本拠地でのアスレチックス戦に7対2で快勝し、地区2位のパドレスがエンゼルスに敗れたため、8年連続となる地区優勝を決めた。同時にナショナル・リーグの第1シードも決定した。
前田健太の移籍、デービット・プライスの出場辞退で心配された投手陣は、先発陣、ブルペン共にメジャー2位の防御率。打線はレッドソックスから移籍の1番ベッツが16本塁打など、チーム本塁打数はメジャー全体で1位。打率は10位、得点数2位、OPS2位と好守ともにトップクラスだ。
8年連続地区優勝は、ブレーブスの14年連続(1991~2005年:ストライキの1994年を除く)、ヤンキースの9年連続(1998~2006年)に次ぐ史上3位の記録。
王朝期を築いたように見えるドジャースだが、残念なのは1988年以来、ワールドシリーズ(WS)を制覇していないことだ。
2013年 西地区優勝、リーグ優勝決定シリーズ敗退
2014年 西地区優勝、地区シリーズ敗退
2015年 西地区優勝、地区シリーズ敗退
2016年 西地区優勝、リーグ優勝決定シリーズ敗退
2017年 西地区優勝、ワールドシリーズ敗退
2018年 西地区優勝、ワールドシリーズ敗退
2019年 西地区優勝、地区シリーズ敗退
2020年 西地区優勝、???
17年は両リーグ最多の104勝をマーク。18年はリーグトップのチーム防御率と、シーズン途中でオリオールズから補強したマニー・マチャドらの打線がリーグトップのチーム本塁打を記録。
ロッキーズとのワンデープレーオフを制して地区優勝を飾り、さらにリーグ連覇を果たした。ところが、この2年間でもWSを制することができなかった。短期決戦だから勝負の女神がどちらに微笑むのか、戦ってみなければわからない不思議な現象だ。
今季こそ、というファンも多いはずだ。今季は、左腕のクレイトン・カーショー、若手右腕ウォーカー・ビューラーの左右のエースでポストシーズンを勝ち上がることができるのか?
1番ベッツは、当然のことながら研究されてくるだろう。そうなれば打線の威力は半減する。