MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

前田健太のツインズが地区優勝 カブス鈴木誠也が20号HR&70打点 日本人3人目

 

前田健太所属のツインズがア・リーグ中地区で3年ぶりとなる地区優勝を決めた。13回目の地区優勝だが、そのうちリーグ優勝は6回。ワールドシリーズは前身のワシントン・セネターズを含めて3回制している。

 

 

MLB2023 GAMEDAY

 

 

ツインズがPOで泥沼18連敗中

 

ツインズは、2004年の地区シリーズ第1戦でヤンキースに勝利してから、2006年、2009年、2010年、2017年、2019年、2020年と今世紀に入ってワイルドカードも含めてプレーオフ(PO)に6度進出しているが、いずれもシリーズ敗退、しかも1勝もしていない。

 

メジャー新記録のシーズン307本塁打をマークし、重量打線で101勝して地区優勝した2019年でも、地区シリーズ(ALDS)でヤンキースにあっさりと3連敗を喫した。

 

現在、POで泥沼18連敗中だが、3年前のPOでは初戦で前田が先発を任されて好投。今回も大舞台での活躍に注目したい。

 



鈴木が20号2ランなど3安打の大活躍

 

カブス鈴木誠也外野手は「6番ライト」で先発出場し、20号2ランを放つなど4打数3安打、3打点。カブスロッキーズ相手に6対0で勝利した。

 

4回無死一塁。鈴木は右腕デービスの外角高めボール気味の142キロのカットボールを捉えた打球は左翼席中段に飛び込む豪快な一発だった。

 

 

 

 

 

 

飛距離120メートル、初速166キロ、角度28度の完璧な打球で、メジャー2年目にして初めて20発の大台に乗せた。

 

鈴木の打撃成績は打率.281、本塁打20、打点70、OBP.351、OPS.835となっている。

 

シーズン20本塁打はメジャーの日本人選手で3人目。他は松井秀喜(元ヤンキース)が5度、大谷翔平エンゼルス)が4度達成しているが、いずれも左打者で、右打者では鈴木が初めて。

 

また、3打点でシーズン70打点に到達し、これはメジャー日本人選手で7人目(歴代14位)。