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【MLB移籍情報】各チームの外野手状況④ 鈴木誠也がフィットしそうな移籍先は?

 

ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している広島東洋カープ鈴木誠也がどの球団に決めるのか、その動向が気になるところだ。

 

 

鈴木誠也がフィットするチームは?④

 

鈴木にプレゼンテーションした球団名も明かされていないが、報道では10球団以上はあるらしい。

 

 

これまで流れていた複数の報道によると提示金額は5年5500万ドルという数字が多かった。

 

 

あくまでも憶測にすぎないが、仮に5年5000万ドルから7000万ドル(年平均で1000万ドルから1400万ドル)として、この契約に6年目は球団オプションの3000万ドルを付けて総額6年1億ドルちかい規模に膨らます球団もあるかもしれない。

 

 

鈴木誠也の移籍先を元GMが予想

レッズとナショナルズでゼネラルマネージャー(GM)だったジム・ボーデン氏が米スポーツ専門サイト『ジ・アスレチック』で鈴木の移籍先をナ・リーグではロッキーズフィリーズ、ブルワーズ、マーリンズパドレスと予想している。ア・リーグではホワイトソックスレンジャーズ

 

 

ナ・リーグの5球団に関しては、前回に紹介したので、今回はア・リーグホワイトソックスレンジャーズを紹介したい。

 

 

レンジャーズに関しても第2弾で紹介したので、興味ある方はその記事を下に貼っておくのでそれを参照していただきたい。

 

 

今回は2021年に中部地区を制したホワイトソックスを紹介したい。

 

 

外野陣が手薄なイメージのWソックス

2005年に井口資仁(現・千葉ロッテマリーンズ監督)らを擁してワールドシリーズを制覇(3回目)したが、2010年以降は低迷期が続いたホワイトソックス

 

 

2019年頃から若手有望株だったヨアン・モンカダが成長。遊撃手ティム・アンダーソンが打率.335で初の首位打者のタイトルを獲得。ホセ・アブレイユが123打点でこれも初の打点王に輝き、メジャー1年目のエロイ・ヒメネス外野手も31本塁打を放ち台頭している。

 

 

昨年は、名将トニー・ラルーサ監督を招聘して両リーグ一番乗りで13年ぶり6度目の地区優勝を決めた。

 

 

もともと打線が強力なイメージのチームだったが、彼ら4人にヤスマニ・グランダル捕手とルイス・ロベルト外野手を加えた6人のラインナップはMLB30球団中、チーム打率で5位、OPSで7位と強力だが、本塁打数では19位と物足りない。

 

 

外野陣は、左翼手から3年目エロイ・ヒメネス(2021年本塁打10、OPS.740)、中堅が2年目ルイス・ロベルト(同本塁打13、OPS.946)、右翼が5年目アダム・エンゲル(同本塁打7、OPS.832)。

 

 

この若い外野陣に鈴木を加えれば2019年に31本塁打ヒメネス指名打者に回して鈴木を左翼、またはエンゲルを左翼に移して鈴木を右翼にするなど打線や守備がフレキシブルになる。

 

 

第4の外野手は今季15本塁打OPS.705のアンドリュー・ボーンあたりだが、彼は来季で契約が切れるアブレイユの後釜として一塁手としての起用が濃厚だ。

 

 

昨年のように投手力が安定すれば地区優勝ぐらいは現有戦力でも狙えそうなチームだが、勝率5割以上の対戦相手には27勝29敗と脆い部分もあり、昨年のように地区優勝止まりで終わる可能性もある。

 

 

鈴木が希望している「勝てる」チームであることには変わりないが、問題はFAになったカルロス・ロドン投手の再契約で、ロドンが他チーム(ととえばヤンキース)に流出した場合はどうなるのか、盤石にするためにも外野陣と投手力の補強は残された課題だろう。

 

 

 

 

 

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ヤンキース、レンジャーズを紹介した第2弾

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レッドソックスを紹介した第1弾

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▽ 【MLB移籍情報】鈴木誠也がフィットしそうな移籍先は?各チームの外野手状況③

https://takoyaki7985.blog.fc2.com/blog-entry-5314.html