MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ネルソン・クルーズが通算400本塁打に到達

 

ツインズのネルソン・クルーズが本拠地ターゲット・フィールドで行われたロイヤルズ戦で4回裏に40号ソロを放ち、史上57人目となる通算400本塁打に到達した。

 

 

MLB2019

 

 

メジャーキャリア15年目の39歳。18年12月27日に5球団目になるミネソタ・ツインズと1年1430万ドルで契約を結んだ。

 

 

05年、ブルワーズからメジャーデビュー。メジャー15年間で現役4位の通算400本塁打。今季も116試合で打率.303、40本塁打、105打点、出塁率.387、長打率.631、OPS 1.018、rWAR4.1。打率.303とOPS1.018はともに規定打席以上のシーズンではキャリアハイの成績だ。

 

 

OPSは08年から12年を除いて11年間.800以上をマークしている。オールスターに6回選出。タイトルも本塁打王2回、打点王1回、17年には最優秀指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」も受賞している。39歳という年齢を感じさせない選手だ。

 

 

39歳以上でのシーズン40本塁打達成はバリー・ボンズ(元ジャイアンツなど)とハンク・アーロン(元ブレーブスなど)に続いて史上3人目の快挙となった。

 

 

さらに、ツインズの選手がシーズン40本塁打以上を記録するのはハーモン・キルブリュー(通算8度)とブライアン・ドージャー(現ナショナルズ、2016年に42本塁打)に続いてフランチャイズ史上3人目。

 

 

 

 

アメリカンリーグ中部地区で9年ぶりの地区優勝に向けてのマジックナンバーが「3」となったツインズ。昨季は、打撃成績でMLB全体14位のチーム打率だったが、本塁打数は同22位(ア・リーグ12位)の166本塁打と少なく、特にDHは僅か15本塁打とパワー不足だった。

 

 

打線のテコ入れは、11月に今季30本塁打のC.J. クローン一塁手ウェーバータンパベイ・レイズから獲得。12月にジョナサン・スコープ二塁手、DHにネルソン・クルーズをFAで獲得。

 

 

打線は生まれ変わってMLB全体で2位のチーム打率、本塁打数(297本)、2位の長打率、3位のOPSになった。特に本塁打数は1本差でヤンキースを追いかけている。

 

 

なお、ネルソン・クルーズの来季は1200万ドルのクラブオプションでバイアウトは30万ドルになっている。