MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB2020 シンシナティ・レッズ戦力分析① 秋山、ボットーの1,2番コンビに注目

日本人選手の所属チームを中心に個人的に気になるチームの編成状況を紹介しているが、今回はメジャーリーグ30球団中、これまで唯一日本人選手が所属したことがなかったシンシナティ・レッズにスポットを当てたい。

秋山の契約は3年総額2100万ドルで、これに「新人賞」のタイトル獲得で25万ドル、「ゴールドグラブ賞」で10万ドルなどがインセンティブとして付く内容になっている。

レッズのおもな補強選手

【投手】

ウェイド・マイリー(FA)

ペドロ・ストロップ(FA)

ホセ・デレオン(トレード)

【野手】

マイク・ムスターカス内野手(FA)

ニコラス・カステヤノス外野手(FA) 

レッズの攻撃陣は?

レッズのデプスチャートを見ると、外野陣は、レフトが4年目の26歳ジェシー・ウィンカー(打率.269/16本塁打/OPS.830)、ライトは25歳で実質2年目のアリスティデス・アキーノ(打率.259/19本塁打/OPS.891)がレギュラー候補だったがこの冬の補強でライトにはニコラス・カステヤノスが入る。

【スタメン予想】

1 (中)秋山翔吾 

2 (一)ジョーイ・ボットー 

3 (三)エウヘニオ・スアレス 右

4 (二)マイク・ムスターカス 

5 (右)ニコラス・カステヤーノス 右

6 (左)ジェシー・ウィンカー  (アリスティデス・アキーノ右)

7 (捕)タッカー・バーンハート 

8 (遊)フレディ・ギャルビス 右

センターは秋山と24歳でチーム内プロスペクトランキング1位のニック・センゼル(打率.256/12本塁打/OPS.742)。センゼルは16年のMLBドラフト1位指名で期待の若手だが、経験不足で内外野のユーティリティとしての起用になる。

デプスを見るとよくわかるが、ミスターレッズジョーイ・ボット一塁手と共に秋山が攻守の要になる編成だ。 

レッズのチーム出塁率.315はリーグ12位。チーム得点もリーグワーストの15位。秋山の最近5年間の出塁率は平均.399と高く、秋山が1番で、2番がジョーイ・ボットー。

ボットーは36歳で体力の峠を越えた感があるが、通算出塁率.421。昨年も打率.261、OPS.768とキャリアワーストだったが出塁率は.357と高く、この二人によるチャンスメイクに期待がかかる。控えとして夏場などの疲れた頃にセンゼルを入れて使うことが予想される。

本拠地は、オハイオ州シンシナティのグレートアメリカン・ボールパーク(収容4万2319人)。割と本塁打の出やすいヒッターズパークだが、出塁率が秋山最大のミッションになるかもしれない。

そして、この1,2番コンビの後のクリーンナップには49本塁打スアレス、35本塁打のムスターカス、27本塁打のカステヤノスという打線が控え破壊力がある。

レッズ

なお、田沢純一が、昨年8月にレッズとマイナー契約を結んだが、メジャー40人枠の登録はなかった。次回では、レッズのその投手力の編成について紹介していきたい。

 下記は、どのチームが総額でどれだけの契約を決めたのかをMLB公式サイトから抜粋したものだが、エンゼルス3位、ホワイトソックス4位、レッズ5位、フィリーズ7位、ダイヤモンドバックス9位、ブルージェイズ10位とトップ10のうち6チームが残念ながら10月には姿を消していたチームだが、そうしたチームが大金を投資して選手をかき集めマーケットを活性化させた。

1) ヤンキース  $336.5M

2) ナショナルズ  $316.8M

3) エンゼルス  $201.5M

5) レッズ $165.8M

6) ツインズ  $151.8M

7) フィリーズ  $133.5M

8) ブレーブス  $117.8 M

9) ダイヤモンドバックス  $109.7M

10) ブルージェイズ  $109M

※1M=1億1000万円

※日本時間2月7日時点

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