MLB2021-22
クォリファイング・オファー(QO)提示選手の動向に注目!
今オフのクォリファイング・オファー(QO)は14人の選手に提示されたが、ESPNのジェフ・パッサンによるとメッツのマイケル・コンフォート外野手は、このオファーを拒否する見通しだという。
New York Mets outfielder Michael Conforto will decline the qualifying offer and head to free agency, sources familiar with the situation tell ESPN.
— Jeff Passan (@JeffPassan) November 8, 2021
来季の開幕時点で29歳のコンフォートは、オールスターに初選出の2017年から3シーズン連続で27本塁打以上、OPSも通算.824、wRC+124と高額オファーを期待できる成績を残していた。
ただし今季に限ってみると151試合に出場した2019年と比べて出塁率で.363から.344。本塁打も33本から14本に減った結果、長打率も.494から.384に、wRC+も127から106とダウンした。
年俸調停最終年だった今季は1225万ドルで、成績を下げた今オフは、QOの1840万ドル提示を受け入れて自身の価値を上げた状態で来季の契約更新に臨むのがベターのような気がする。
QOを提示される選手は、有力選手が多いのでQO選手の動向は、移籍市場に影響を及ぼすことが多い。昨季までQOを提示された選手は96人で、受け入れた選手はわずか10人しかいない。
ニック・カステヤノスが最初にQOを拒否
今オフに限って言えば今季レッズに所属したニック・カステヤノス外野手が最初にQOを拒否している。
レッズは選手のペイロールを大幅カット中で、チームを解体中だから、このQO拒否は織り込み済み。カステヤーノスを獲得した球団からの見返りを期待してのQO提示だろう。
Nick Castellanos becomes the first player to officially decline his qualifying offer https://t.co/FmVZRDDBHI
— Bob Nightengale (@BNightengale) November 8, 2021
外野手のFA市場は後日紹介したいが、今オフでは、カステヤーノスのfWAR4.2は、スターリング・マルテについで2位。
カステヤーノスは今季、打率.304、出塁率.362。本塁打も34で長打率.576、OPS.938。wRC+も140と打撃の各スタッツでタイガース時代を上まわるキャリアハイの数字を残している。
30歳と脂の乗ってきた年齢だから1年限りのQOを拒否してこれまで以上の条件で複数年契約を勝ち取りたい気持ちは分かる。
■MLB2021オフ クォリファイング・オファー提示の14選手
ブランドン・ベルト(ジャイアンツ)
ニック・カステヤーノス(レッズ)
カルロス・コレア(アストロズ)
フレディ・フリーマン(ブレーブス)
ライセル・イグレシアス(エンゼルス)
ロビー・レイ(ブルージェイズ)
コーリー・シーガー(ドジャース)
クリス・テイラー(ドジャース)
トレバー・ストーリー(ロッキーズ)
ノア・シンダーガード(メッツ)
マイケル・コンフォート(メッツ)
※選手名の後は今季所属チーム
▽記事参考/引用
https://nypost.com/2021/11/08/mlb-free-agency-michael-conforto-to-decline-mets-qualifying-offer/