60試合制の短縮シーズンのメジャーリーグ。短期決戦だけにペナントレースを制するのは開幕からのスタートダッシュが大切なのは言うまでもない。
各チームが10試合前後を消化した時点での各地区の状況を紹介したい。
MLB2020
アメリカンリーグ
AL 東部地区
ヤンキースが6連勝で単独首位を走っている。7勝1敗で勝率も.875でリーグトップ。その中心は6本塁打のアーロン・ジャッジ。チーム本塁打も17本でリーグトップ。
優勝候補のレイズは4連勝のあとインターリーグのブレーブス3連戦で負け越して、敵地でのオリオールズ戦で3連戦をスイープされて5連敗。4番筒香は、ここまで内外野で出場して打率.294、出塁率.320、長打率..333、6打点と早くもチームの中心打者としての位置をキープしている。
3年連続最下位のオリオールズが5勝3敗で地区2位と好発進。投手陣の離脱が多いレッドソックスは地区最下位に沈んでいる。
AL 中部地区
インディアンスとツインズの2強争いが予想された中部地区は、オフに本気の補強をしたホワイトソックスが4連勝で2位。地区トップは前田健太が好調のツインズが勝2敗の勝率.778で首位を独走中。勝率もリーグ2位。
AL 西部地区
下馬評の高かったアスレチックスが地区3連覇中のアストロズと並んで地区首位。エンゼルスが3勝7敗と最下位。チーム防御率も4.83(10位)、チーム打率も.223(10位)で調子が出ていないようだ。
ナショナルリーグ
NL 東部地区
ブレーブスが5連勝で地区首位。ワールドシリーズの覇者ナショナルズが3位だが、新型コロナウイルスのクラスターが発生しているマーリンズや優勝候補のフィリーズが3試合しか消化できていない状況になっている。
NL 中部地区
この数年、混戦模様の地区だが、カブスが勝2敗で好発進した。この地区もコロナ禍でカージナルスが5試合しか消化していない。
秋山が所属するレッズはイグレシアスとバウアーで連勝。次のシリーズはインターリグで強敵インディアンスと3連戦を戦う。
NL 西部地区
地区7連覇中で1988年以来のワールドシリーズ制覇を目指すドジャースは7勝3敗で地区2位。
ロッキーズが好発進で地区トップ。とはいえ0.5ゲーム差なのでまだまだ分からない。ロッキーズはオフに補強したチャーリー・ブラックモンやダニエル・マーフィーなどの打撃陣が好調でリーグ1位。2勝を挙げているアントニオ・センザテーラを中心に投手陣も防御率2.92(3位)。
カブスで26試合連続セーブ成功の球団記録を持つウェイド・デービスが2セーブを挙げている。