悪夢の開幕6連敗から10連勝
アスレチックスが開幕6連敗から10連勝で、ア・リーグ西部地区で首位に立った。
同地区ライバルのアストロズに4連敗した後、ドジャースに連敗。日程的に強豪チーム相手に苦しかったことは否定できないが、開幕前や昨季は60試合の変則シーズンとはいえ地区優勝を飾っていたので、さほど驚くべきことではないかもしれない。
球界トップクラスのクローザーであるリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックスへ移籍)を失ったアスレチックスだが、その代わりとして1年1100万ドルで獲得した新守護神、トレバー・ローゼンタールが肩の胸郭出口症候群(TOS=thoracic outlet syndrome)の手術で今季の戦力としてはほぼ絶望。
その代わりとしてメジャー4年目のルー・トリビノやジェイク・ディークマンがクローザーに入っている。
10連勝中は完封勝ちが4試合。防御率2.09と安定感が出てきた先発投手陣が勝利の原因。ただ、チーム防御率は4.39でリーグ12位と悪く、チーム本塁打数でリーグ2位、打点でリーグ4位の打撃陣が非力な投手陣を援護している。
ここまで4本塁打のマット・オルソン一塁手を中心にオフに補強したミッチ・モアランド(2本塁打)やジェド・ローリー(打率.316、2本塁打)などが機能しているのかもしれない。
マット・チャプマン三塁手が3本塁打をマークしているものの打率.175で昨年の不振を引きずっているのが気がかりだ。
この地区は、菊池雄星が所属しているマリナーズもここまで11勝7敗と首位で、それはちょっとしたサプライズ。大谷所属のエンゼルスは3位と両チームを0.5差で追走している。
優勝候補のアストロズは最下位だが、7勝9敗なので、まだまだ分からない。
— Oakland A's (@Athletics) April 21, 2021
アスレチックスは21日(日本時間22日)、2点を追う延長10回裏に満塁から相手の連続エラーで3点を奪って逆転サヨナラ勝ち。連勝を11に伸ばした。
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— Oakland A's (@Athletics) April 21, 2021