エンゼルスの大谷翔平投手が16日ぶりに今季2度目の先発登板した。結果はともかく、とりあえず予定にしていた75球はクリアできたので、100点満点中80点ぐらいはあげたい気分だ。
大谷翔平NEWS
エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地・レンジャーズ戦で今季2度目のマウンドに臨んだ。右手中指マメの影響で4月4日(同5日)以来16日ぶりの登板になった。
今季の初勝利はならなかった。しかし、シーズンの序盤なので、勝ち星はどうでもいいことだろう。
フォーシームの最速は97.7マイル(約157.2キロ)で球威があることは確認できた。時折、キレのある変化球も決まっていた。とくにスプリットは威力があるように見えた。
#大谷翔平、ここまで4イニング、7奪三振、無失点も6四球で球数80球。制球が今後の課題。#mlbjp #エンゼルス https://t.co/1lwVTkHnzJ
— メジャーリーグ物語🇯🇵🇺🇸⚾️⚾️⚾️ (@buffaloueda) April 21, 2021
今後の課題は制球力⇒球数
ただ、問題は制球力だろう。おそらく多くの人が感じたに違いない。本人はもっと気付いているはず。4回で6四球と1死球は酷かった。相手に一打出れば、試合はどうなったかわからない展開だった。
要所で三振を奪うことができて、大量失点は免れたものの、今後に課題が残った。球数80球でストライク数37球は、いかに今日の投球内容が荒れていたかを端的に証明する数字だろう。
無失点は、ボールが散ったから逆に良かったのかもしれないが、先発投手である以上、多少、失点しても最低でも6回は投げ切ってほしい。
今日の状態だと、いつもいつもセカンド・スターターを準備させなければならず、過密日程になる夏場では、融通が利かない使いにくい先発投手になるからだ。
試合はエンゼルスが3回に先制して、6回にトラウトの5号ソロ。再び1点差に迫られた7回にはプホルスの2号ソロ、スズキの1号2ランで突き放して6対2で勝利した。
伏兵にも注目
エンゼルスの右翼手で出場したスコット・シェブラーが今季初安打となる2塁打をマーク。昨年はブレーブスで1試合にしか出場できず無安打だっただけに19年以来のうれしい2塁打になった。結果的にこの2塁打が先制点につながった。
正右翼手で獲得したベテランのデクスター・ファウラー(故障者リスト入り)が、カブス時代のような輝きもない状態だったので、控えの外野手が出てきたことは大歓迎したい。
▼スコット・シェブラーの2塁打と激走
He's a runner, he's a track star. pic.twitter.com/TYg73iYeIl
— Los Angeles Angels (@Angels) April 21, 2021