現地7日(日本時間8日)、アスレチックスがフランチャイズ史上最悪の開幕6連敗からようやく脱することができた。
MLB2021
開幕6連敗の泥沼に陥っていたアスレチックスだが、ドジャース戦3連戦のGAME3に勝利して今季戦目にしてようやく1勝目を挙げた。
同地区ライバルのアストロズとの4連戦に35失点して4連敗していたアスレチックスだったが、続くインターリーグのドジャース戦でも投手陣の崩壊で連敗。
そのGAME3はドジャースがトレバー・バウアー、アスレチックスがヘスス・ルザードの先発で始まった。
1回表にドジャースがAJ・ポロックのタイムリーで1点を先制。この日も先制される苦しい展開だったが、4回表に左翼手のセス・ブラウンがオースティン・バーンズの本塁打性の大飛球を好捕するファインプレーがあり、直後の4回裏には死球で出塁したラモン・ローレアーノが二盗、三盗を決めたあと、暴投で生還し、同点に追い付いた。
ドジャースは6回表に1点を勝ち越すと、7回表にはジャスティン・ターナーのタイムリー二塁打で3点目を追加して3対1とリード。
ただ、この日のアスレチックスはしぶとかった。7回裏先頭のマット・チャップマンがバウアーから1号ソロ本塁打。バウアーは、7回途中110球、被安打3、奪三振10、与四球1、失点2の好投でマウンドを降りた。
アスレチックスは9回裏にドジャースの守護神ケンリー・ジャンセンから一死2・3塁のチャンスを作り、エルビス・アンドルースの犠飛で同点。9回裏に1点差を追い付く粘りを見せ、10回裏にミッチ・モアランドのタイムリーが飛び出してサヨナラ勝ちを飾った。
𝗠𝗜𝗧𝗖𝗛. 𝗠𝗢𝗥𝗘𝗟𝗔𝗡𝗗. #RiseAndGrind pic.twitter.com/8Rc7HtCjgO
— Oakland A's (@Athletics) April 7, 2021
アスレチックス6番手のユスメイロ・ペティートが1勝目(0敗)。ドジャースは守護神ケンリー・ジャンセンがセーブに失敗し、5番手ジミー・ネルソンに1敗目(0勝)が記録された。
ローゼンタールがTOSの手術か?
球界トップクラスのクローザーであるリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックスへ移籍)を失ったアスレチックスだが、その代わりとして1年1100万ドルで獲得した新守護神、トレバー・ローゼンタールが肩の胸郭出口症候群(TOS=thoracic outlet syndrome)の手術を受けることを検討しているという情報をNBCスポーツなどが報じている。
それによるとアスレチックスのボブ・メルビン監督は水曜日、トレバー・ローゼンタール(肩)がTOSの手術を必要とする可能性があることを認めた。ローゼンタールは日本時間4月7日にテキサス州ダラスのグレッグ・パール医師を訪問して診察の結果、TOSと診断された。
手術を受ければおそらく8月まで、あるいは2021年のシーズン全体を全休する可能性もあるという。
ローゼンタールの代わりとしてジェイク・ディークマンがクローザーに入る予定だ。
▽Information source
https://www.nbcsports.com/edge/baseball/mlb/player/19718/trevor-rosenthal