フラッグディール・トレード情報
10ポットから16ポットにフレームが増えた2020年のポストシーズンだが、それに出場可能な選手を補強できるトレードデッドラインが、今季は8月末に設定され、残り数日までに迫ってきた。
最近のワールドシリーズの覇者はすべて、夏のトレードデッドライン前にで重要な取引をした。それがチームにインパクトを与え頂上を制する原動力にもなった。
たとえば2018年のレッドソックスはネイサン・イオバルディ投手とスティーブ・ピアース一塁手。
2017年のアストロズはお存じジャスティン・バーランダー投手、2016年はカブスのアロルディス・チャップマン投手が守護神として活躍。
2015年はロイヤルズのベン・ロブリスト内野手(兼外野手)とジョニー・クエト投手がキーマンとしてチームをけん引した。
MLB公式サイトのコラムニスト、リチャード・ジャスティスがワールドシリーズ制覇を狙う有力チームの補強すべきポイントを紹介している。
■ドジャース
ウィッシュリスト:RHPランス・リン(レンジャーズ)、RHPトレバー・ローゼンタール(ロイヤルズ)
ムーキー・ベッツの獲得と長期の契約延長が、すでにクラブハウスを揺るがすようなインパクトをチームに与えている。
11本塁打のベッツを除いては、A.J.ポラック(5本塁打)、ジャスティン・ターナー(2本塁打)もやや迫力不足。
キケ・ヘルナンデスやクリス・テーラーも同様。その点からいえば右の長距離打者がニーズかもしれないが、ウィッシュリストとしては、レンジャーズ右腕ランス・リン、ロイヤルズ右腕トレバー・ローゼンタールの両先発投手だ。
■ヤンキース
ブライアンキャッシュマンGMは、ローテーションとブルペンの両方を整備する必要がある。
ウィッシュリスト:RHPマイク・クレビンジャー(インディアンス)、RHPジョニー・クエト(ジャイアンツ)、RHPイアン・ケネディ(ロイヤルズ)
■カブス
クリス・ブライアント、ハビエル・バエズ、カイル・シュワーバー、アンソニー・リゾが2021年シーズン終了後にフリーエージェントになるが、もう一度ワールドシリーズで優勝するためには強固な先発ローテーションを構築する必要がある。
ウィッシュリスト:RHPジョニー・クエト(ジャイアンツ)、RHPランス・リン(レンジャーズ)、RHPアレックス・コブ(オリオールズ)
■ツインズ
ウィッシュリスト: RHP ディラン・バンディ(エンゼルス)、LHP ダニー・ダフィー(ロイヤルズ)
■アストロズ
ウィッシュリスト:RHPマイケル・ギブンズ(オリオールズ)、RHPジョニー・クエト(ジャイアンツ)、RHPランス・リン(レンジャーズ)
※RHP右投げ投手 LHP左投げ投手
▽Information source
These teams should go for it at Deadline