MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】MLB2020 トレード期限最終日の動向 第1弾

 

メジャーリーグは日本時間9月1日午前5時にトレード期限を迎えたが、公式サイト「MLB.com」では2020年夏のトレード・デッドライン前に決まった契約を総括している。

 

 

フラッグディール・トレード情報

 

 

① パドレスは、MLBで最も忙しいチームだったが、その最大の成果は、インディアンスのエース格だったマイク・クレビンジャーを獲得したことだろう(たぶん)。

 

29歳のクレビンジャーは20年以降、22年のシーズン終了までコントロールできる先発右腕だ。このトレードは、ここでも速報で紹介したが、9人の選手が絡む大型トレードになった。

 

② スターリング・マーテイ外野手ダイヤモンドバックスからマーリンズにトレード。パイレーツに所属していたスターリング・マーテイは1月にインターナショナル・ボーナス・プールと2名の選手とトレードでダイヤモンドバックスに移籍。

 

この夏に今度は、ケイレブ・スミスウンベルト・メヒアとのトレードでマイアミ・マーリンズに移籍した。 

 

今季は33試合で打率.311、出塁率.384、2本塁打、5盗塁、OPS.827と好調。若手の多い再建期のマーリンズで攻守の中心的選手として期待できそう。

 

マーテイとのトレードでダイヤモンドバックスへ移籍のケイレブ・スミス投手は29歳。メジャー4年目の左腕。昨年マーリンズで28試合10勝11敗、防御率4.52、168奪三振を記録。初の2ケタ勝利を達成している。

 

③ 西部地区首位のアスレチックスは同地区4位のレンジャーズから左腕マイク・マイナーを獲得して先発ローテーションを強化。

 

32歳のマイナーは、球速こそ衰えたものの昨年前半戦に8勝4敗、防御率2.54の好成績を残し、オールスターに初選出された。最終的には32試合で14勝10敗、防御率3.59で、キャリアハイの208回1/3イニングと200奪三振を達成している。ドジャース戦の強力打線を相手に好投している事が彼の価値を押し上げたと公式サイトでは解説している。

 

 

最近のワールドシリーズの覇者はすべて、夏のトレードデッドライン前にで重要な取引をした。それがチームにインパクトを与え頂上を制する原動力にもなった。

 

たとえば18年のレッドソックスネイサン・イオバルディ投手ティーブ・ピアース一塁手。17年のアストロズはお存じジャスティン・バーランダー投手、16年はカブスアロルディス・チャップマン投手が守護神として活躍、15年はロイヤルズのベン・ロブリスト内野手(兼外野手)ジョニー・クエト投手がキーマンとしてチームをけん引した。

 

今季はトレード移籍した選手たちが9月、10月にどんな活躍をしてくれるのか注目していきたい。

 

 

 

 

▽Information source

 

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