すでにお伝えしたインディアンスのエース格右腕マイク・クレビンジャーを含むインディアンスとパドレスの大型トレードの全容が公表された。
フラッグディール・トレード情報
パドレスとインディアンスの大型トレードが成立
パドレスとインディアンス(トライブ)の主力選手が動く大型トレードが成立した。インディアンスの先発右腕マイク・クレビンジャーがパドレスへトレード移籍する契約が合意した。
MLB.comのジョン・ポール・モロシとマーク・フェイサンドが関係者からの情報として伝えている。
𝕊𝕌ℕ𝕊ℍ𝕀ℕ𝔼 is ready to bring that energy. ☀️🔋 pic.twitter.com/kkqSN2VOy0
— San Diego Padres (@Padres) August 31, 2020
60試合制による短縮シーズンの8月末日に設定されたトレード・デッドラインを前に、連日複数トレードを敢行しているパドレスが、最後のピースともいうべき先発右腕の獲得に踏み切った。
今回はパドレスがインディアンスに6人を放出して、見返りとしてマイク・クレビンジャー、グレッグ・アレン外野手、後日指名選手の3人を獲得する。
■インディアンス獲得
カル・クアントリル投手
ジョシュ・ネイラー一塁手(兼外野手)
オースティン・ヘッジス捕手
ガブリエル・アリアス遊撃手(マイナー選手)
最初の3人がメジャー経験のある選手で、後の3人はパドレスの豊富なファーム層から放出したプロスペクトランキング30位以内の選手たちだ。
■パドレスへ移籍
マイク・クレビンジャー
グレッグ・アレン外野手
後日指名選手
アレンはサンディエゴ出身の27歳。メジャー4年目の控えの外野手。故郷に凱旋することになる。
マイク・クレビンジャーは、18年に先発ローテーションに定着。32試合(全て先発)、13勝8敗、防御率3.02、初の200イニングに到達して207奪三振を記録した。昨季は、4月に背中を痛めて約2か月間戦線離脱したが、21先発で、13勝4敗、防御率2.71の成績を残した。
今季は、球団の規定違反でマイナーキャンプへ降格させられた期間があるため、ここまで4試合、1勝1敗、22回2/3イニングで防御率3.18。FIP5.63、WHIP1.368。
来年が 調停2年目で23年にフリーエージェント(FA)になる。ちなみに調停1年目の今季は410万ドル。
今後、高騰が予想される選手で、FAになる頃には多くのエリートスターターのように年俸1500万ドルから2000万ドルクラスの契約になることが予想される。
2006年の地区優勝以来、14年ぶりにポストシーズン進出が濃厚なパドレスが、夏のトレード市場を活性化させている。