MLB移籍情報
パドレスのターゲット、スネルの次はダルビッシュ有?
4人のプロスペクトを放出してまで先発左腕ブレイク・スネルをトレードで獲得したパドレスが、今度はカブスのエース格ダルビッシュ有のトレードを積極的に進めている。
The Padres are deep into talks to acquire Yu Darvish from the Cubs even after trading for Blake Snell.
Sources tell @dennistlin, @PJ_Mooney & @sahadevsharma. pic.twitter.com/9j3pS4dGvm
— The Athletic MLB (@TheAthleticMLB) December 28, 2020
パドレスのトレード戦略、豊富なプロスペクトが交換要員
「The Athletic」のパドレス担当デニス・リンによるとオフシーズンの早い段階からパドレスのターゲットとなっていたということで、トミー・ジョン手術を受けたマイク・クレビンジャー投手の穴埋めとしてエース右腕の獲得に向けて交渉は本格化している。
A.J.プレラーGMは、レンジャーズのGM補佐時代の2011年オフには日本ハム・ダルビッシュ有の獲得に尽力している。そうした背景もあってトレードに白羽の矢を立てたのかもしれない。
この夏もトレードで10人を獲得する積極補強
2014年の夏からパドレスの編成責任者となったA.J.プレラーGMは、傘下ファーム層を整備。今季のシーズン前にはMLBプロスペクトランキングで10名近いプロスペクトを保有し、メジャー30球団中27位という低予算ながら「トレード戦略」で補強を続けている。
昨年オフも複数のトレードを仕掛けた。その結果、ブルワーズから先発ザック・デイビース投手とトレント・グリシャム外野手、レイズからトミー・ファム外野手とジェイク・クローネンワース内野手、さらにキンズラーに代わる二塁手としてアスレチックスからジュリクソン・プロファー内野手、救援のエミリオ・パガン投手らを獲得した。
そして、今夏にも2006年以来、14年ぶりのポストシーズン進出に向けて大型トレードを敢行し、6件ものトレードを成立させた。インディアンスから先発右腕マイク・クレビンジャーら10人を獲得するなど積極補強を行い話題になった。
ペイロールを削減したいカブス
MLB公式サイトによると、カブスはチームのペイロールの削減を進めたいが、トレード候補となる選手が今季軒並み不振で成績を落としたため、見返りが期待できる選手がダルビッシュと先発右腕カイル・ヘンドリックスくらいしかいないという。
そのカブスとパドレス。トレード成立には、説得力のあるパッケージをまとめることができるかどうかが課題だろう。