大谷翔平の移籍先も決まり、ウィンターミーティングからクリスマス休暇前までにバタバタと移籍先が決まっていくパターンだが、大物スターターは市場に多く残っている。
ポジション別ではチームのウィッシュリストに合わせて多少は事情が変わるが、大体は先発ローテーションの編成にめどを立ててから野手のスキルポジション、最後に外野手あたりが決まっていくパターンが多い。
今季はダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、ウェイド・デービス、グレッグ・ホランドの先発、クローザーが注目選手。
先日はリリーバーたちを紹介したが、今回は今オフにFAになったスターターたちをピックアップ。代表的な先発投手だけでも40人近くいるが、その中から契約先の決まった選手をピックアップした。
【先発投手】
(年齢)/17年サラリー/最終所属
C.C.サバシア(37) 2500万ドル/ヤンキース
1年1000万ドルでヤンキースと再契約
ジョーリス・チャシーン(29) 175万ドル/パドレス
2年1500万ドルでブルワーズへ
2年1500万ドルでツインズと契約
※ピネダは7月にトミージョン手術を受けた。
ドリュー・スマイリー(28)685万ドル/マリナーズ
2年1000万ドルでカブスと契約
ダグ・フィスター(33)175万ドル/レッドソックス
1年400万ドルでレンジャーズへ
タイラー・チャットウッド(27) 440万ドル/ロッキーズ
3年380万ドルでカブスと契約
ウィリー・ペラルタ(28)427万5000ドル/ブルワーズ
1年152万5000ドルでロイヤルズへ
以上が代表的なスターターだが、このカテゴリーは最も高額になるパターンの選手が多く、有力選手が多く残っている。
ジェレミー・ヘリクソン(30) 1720万ドル/オリオールズ
ジョン・ラッキー(38) 1600万ドル/カブス
ジェイク・アリエッタ(31) 1563万7500ドル/カブス
クリス・ティルマン(29) 1005万ドル/オリオールズ
アンドリュー・キャッシュナー(31) 1000万ドル/レンジャーズ
ランス・リン(30) 850万ドル/カージナルス
ジェイソン・バルガス(34) 800万ドル/ロイヤルズ
ハイメ・ガルシア(31) 1200万ドル/ヤンキース
ウェイド・マイリー(30) 1200万ドル/オリオールズ
アレックス・カッブ(30) 420万ドル/レイズ
ヤンキースのマイケル・ピネダは7月にトミージョン手術を受けたので18年は、ほぼ戦力外。2年契約だが、この契約はバウンスバックを期待しての1年分ということだろう。
ジェレミー・ヘリクソンの1720万ドルは昨年のクオリファイング・オファー(QO)の提示額。ヘリクソンはこれを受け入れた。今季は夏のノンウェーバー・トレード期限前にフィリーズからオリオールズに1対2のトレードで移籍している。
アレックス・カッブの今季は15年5月に受けたトミージョン手術から完全復活をイメージさせるような29先発で12勝10敗、防御率3.66だった。
上記以外にも、田中将大、ジョニー・クエト、チェン・ウェインなどの大物投手はオプションを行使せずチームで引き続きプレイすることを選択した。