例年通りクリスマスのハッピーホリデイ前に続々と契約が決まっている。メジャーリーガーも契約を決めてクリスマスとニュー・イヤーを迎えたいのだろう。わかる気がする。
海外FA権でMLB移籍を明言していたNPB元オリックスの平野佳寿投手が、ダイヤモンドバックス(Dバックス)と2年総額600万ドル(約6億8000万円)で合意した。
Diamondbacks Close To Deal With Yoshihisa Hirano https://t.co/vHpIYOK3u1 pic.twitter.com/PhZqa5QHl5
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2017年12月22日
ESPNのジェリー・クラスニック記者やUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者のtwitterでは複数年契約、地元メディアのアリゾナレパブリックのニック・ピエコロ氏は、もう少し詳細な報告で、2年600万ドルの契約で合意したことを伝えている。
ナ・リーグ西部地区でドジャースに次いで2位。93勝を挙げて2011年以来のプレイオフに出場した今季のダイヤモンドバックス。
先発陣がMLB3位、ブルペンが同5位だった投手陣だが、今オフは39セーブのフェルナンド・ロドニーが抜けた。ほかにプレイオフでも投げたホルヘ・デラロサ、52試合に登板のJ.J.フーバー、55試合デビット・ヘルナンデスなど6人がFAでチームを去った。
《Dバックスのブルペン》
防御率5位
WHIP15位
与四球率(BB/9)13位
奪三振率(K/9)15位
(※MLB30球団中のランキング)
残ったのは、ランドール・デルガド、アンドルー・チャフィン、アーチー・ブラッドリーの3人ぐらい。
そのためブルペンに平野を含む3投手を補強。レイズ時代の15年に41セーブを挙げたブラッド・ボックスバーガーは7年目の29歳だが、17年は2度故障者リストに入っているので健康面に不安を残す。
若手25歳のアーチー・ブラッドリーは先発から転向して3勝3敗1セーブ。63試合73.0回で防御率1.73、WHIP1.04、奪三振率9.7、与四球率2.6という成績を残し、ロドニーの後のクローザー候補かも知れないが、メジャーで2年しか経験がない。
このブラッドリーやボックスバーガーの前後を平野が埋めるようなブルペンの編成になると思われる。